真剣63だべり場
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2004/12/12(日) また、「あの話」ですよ(汗
今日は第二日曜日。行きつけのビデオ屋がレンタル半額の日。
日中のぐずついた天気も、日付が変わった頃には回復したんで、久々にレンタルしに行ってきました。

ブラブラと邦画のDVDの方を眺めていると、何と市川崑監督版の「犬神家の一族」(石坂浩二が金田一役)を発見!迷わずカゴに投げ込みました!


市川崑版犬神家は、実は一度見てはいるんですが、それはもう三、四年も前。内容も曖昧だったんで、今回はキャストにも注目してじっくり拝見しました。

で、思ったんですが、「この作品は原作に忠実か?」と問うたら、間違いなく星監督版、つまり『稲垣金田一』の方が、忠実さでは上だと思います。佐清(静馬)殺害の際の「斧」の上手い使われ方、真犯人の最期の直前での問答等のシーンは市川監督版にはありません。

ただそれは『石坂金田一』の方がつまらないと言うのではなく、こちらには市川監督独特の映像技術が冴え渡っています。幻想妖美な横溝ワールドを益々深いものにし、僕の好きな懐古的な映像が目白押しで、全く飽きさせません。

また、今では考えられない様なベテラン俳優が被害者を演ずるのも、面白い点だと思います。この作品では地井武夫が、また別の市川監督作品「獄門島」では、浅野ゆう子が被害者役になってます。
因みに浅野さんは、96年公開の「八つ墓村」(豊川悦司が金田一役)で犯人役も演じてました。

そして僕が最も気に入ったのは、狂気のマスクマン、こと青沼静馬の恐さ、悲しさ、不幸さが市川監督版の方が出ていた事です!いやぁ益々静馬がいいキャラに思えてならないですねぇ。




…長々と書きましたが、要は市川監督作の犬神家はやはり面白かった、最高の娯楽作だ、と思う訳ですよ(最初からそう言えよ!








またもマニアックな話でスイマセン;苦情などありましたら、まぁ一つお手柔らかに…
と言う事でお開き!(逃


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