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2004/05/11(火)
aporon〜2曲目レコ開始〜
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今日からアポロン2曲目レコーディング開始の日だった。 1曲目レコーディング曲”message”に劣らない曲、”会いたい夜”作詞作曲はあやっぺ、そして編曲はさおりんだ。 今回のこの曲”会いたい夜”はピアノとVoのみの完全なる弾き語りサウンドでありバックが1音色のシンプルな曲だ。 しかし内容的にはかなり奥深い曲に仕上げたいと僕は考えていた。 それだけにピアノサウンド、特にリズムと強弱はしっかりプレイしなければ良いものは出来ない。
午後6時・・・ 僕はスタジオINした。 セッテイングをしている途中さおりんが入ってきた。 サウンドチェック、モニターチェックをしながら数回さおりんに練習するように指示を与えた。
そしてスタンバイOK!と共にレコ作業に入った。 リズムに気を使い、強弱に気を使いながらのTAKEだった。 何度かRECをしていく中で時間が過ぎていった。 しかしなかなか納得いくものが出来なかった。
そして約2時間が過ぎた。 僕はさおりんに”もういいだろう・・・これでいこう!”、そしてMIXモニターにてのサウンドチェック。 さおりんはまだ納得している様子ではなかった・・・。 前回のmessageの時もそうであった。 さおりんはプレイすればするほど、サウンドチェックをすればするほど自分と戦っているかのように妥協を許さない。 僕は彼女をながめるように口を開いた。「これでいこう!!これ以上は難しい!!」と・・・
さおりんは微笑みながら、でも”まだまだ”という気持ちを殺しながら僕にうなずいた・・・”はい、わかりました!!”と。
約3時間をかけてのピアノINプットだった。
そしてあやっぺを呼んだ。 ”さあ、VoトラックINするぞ!”・・・しかしあやっぺはいつもとは違っていた。 昨日あまりにも歌の練習をし過ぎて今日は全く別人のように声が出ていなかったのだ。 何度か僕はあやっぺに歌わせたが・・・途中、「あやっぺ、今日はVoINやめよう!」と彼女に伝えた。 そうしてあやっぺも「こんな声でレコしたくないです!」と自分から僕に伝えてきた。 あやっぺも今日は”だめだ”と言うことに気づいていたのだ。 そしてしばらくの間スタジオの中であやっぺと語った。
今度の福岡行きのこと・・・喉の大切さ・・・ あやっぺはいつも真剣な眼差しで僕の話を聞いてくれる、そしてあやっぺ自身、自分のポリシー、意見を持っている、それが僕にはひしひしと伝わってくる。
今日”会いたい夜”は収録したかったが悪い出来のもの、納得できない作品は作りたくない。 それはメンバー、一人一人の思い、考えでもある。
そして僕は伝えた・・・ 「先は長い、あせらずにゆっくりと時間かけて少しでも良いものを作っていこう・・・」と。
しかしスタジオ終了後みんなに笑みがこぼれた! そしてあやっぺ、潤ちゃんが”ハッピバースディソング”を歌い始めたのだ。 そう、今日はさおりんの17歳の誕生日だった。 みんなで”さおりん、おめでと〜!”祝福し合った。 さおりんはみんなの言葉にてれていたが本当に嬉しそうだった。
スタジオで17歳を迎えたこの日をきっとさおりんは忘れないだろう・・・。 アポロンで祝いあったこの日・・・2曲目のレコの日を。。。
M店長
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