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2006/08/29(火)
バッキングREC
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なんとかオリジナル曲、2曲のバックングが出来た・・・
今回の曲はすべてが新しきヴォーカリストである彼女の作詞作曲によるものである。
彼女のLIVE音源を元に僕は精魂こめてアレンジしている。
いつもそうであるが・・・人の曲をアレンジ、色づけするのはとても難しいことだ。 なぜなら、自分の感性だけでは作り手の意思に背いたり期待を裏切ったりしてしまうからだ。
しかしこのアレンジ(レコーディング)をはじめる時、彼女は言ってくれた・・・『好きなようにアレンジしてくださいね・・・』と。 そういう言葉は僕にとり、とても有難い言葉である・・・。
しかし大切なことは”いかに彼女の歌声を活かせられるか”だ。 ここにすべてを注ぎ込むために今回のレコーディングだけは成功させたい。
今回の1曲目は音こそは”ハード”な音源であるが・・・メディアムテンポな心の叫びともいえる曲である。
そして2曲目は耳になじみやすい曲を軽快な音源にアレンジしてみた。
彼女はJ−POPをどちらかというと好まないタイプのアーティストである。 俗にいう『愛、恋・・・』などという音楽は好んではいない・・・ それよりも色んな音を、曲を追求していきたいと僕に語る。 『フルバンドでもいい、アコギ1本の世界でもいい・・・歌う喜びだけが私の世界にある・・・』と・・・。
そして彼女の書く詩は”LIVE & PEACE”を基調としている。
云わば『無常の世界観、人間とは・・・そして本当の平和とは・・・』などである。 それは彼女自身の訴えであり、心の叫びでもあろうか・・・
明日はスタジオだ・・・。 僕がアレンジしたバッキングからのヴォーカルトラックダウン(インプット)だ。 この音源(バッキング)から彼女はどのような声で歌ってくれるだろうか・・・ とても楽しみであり・・・しかし、不安も隠せない。
成功させたい・・・ どうしてもヴォーカルTrだけは成功させたい!
まずはこの2曲にすべてを賭けたい。
なぜなら・・・この音源が彼女にとっての”音楽人生の左右を占うもの”になるかもしれないからだ・・・。
・・・今から約2年前の時の『絢香』のように。
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