|
2005/04/17(日)
よくわかんなくても強引に読む!
|
|
|
古本屋でふらーりふらーりするのが好き。 「人はなぜ闘うのか〜ボクシングに見る王者と挑戦者の思想〜」百円。なかなか興味深い題名です。読んでみましょ。 ノンフィクションだろーと読み始めたらなんか最初からおかしい。物語じゃないし、アリ、原田、白井って実在の人物が出てくるのに「この一戦は非常に暑い日でなければならないから、実際の11月から8月へと変更した」 …って変更したらいかんでしょ!? 「なぜならボクシングのチャンピオンシップのイベントは真夏を運んできてくれるものだから」 ええぇー!?素敵な著者だ。何者!? 田原八郎・東大哲学科卒業後富山国際大学助教授、兼、京都大学ボクシング部監督。 元ボクサーの哲学者ですか、濃いですねぇ。納得。 「王者と覇者とはプロボクシングという現代文化のはぐくんだ一卵性の双生児なのだ。両者は互いに他を照射しあって双子星を形成している。それを双子座の星と世間では呼んでいる。」 呼んでるの!?
そういうトコだけクローズアップしなくても素直におもしろい本です。 ひさびさのヒット!難を言えば、字体がひっかかってすんなり頭に入っていかないとこです。 所々難解ですが、最後は「うそーん!どんな終わり方だよっ」って親しみもてます。お薦め!
あれ?結局、人はなぜ闘うの?
|
|
|
|