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2005/04/23(土)
恩返し
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女の子＋プロの自分。
男子格闘家の人達のピラミッドの底辺の広さ、限られるチャンス、才能の話になっちゃう世界を端で見ているとプロだと名乗ることに引け目を感じてしまう。
でもそこは言ってもしょうがない所なのでまだ努力でなんとかなるジョシカクでがんばらなきゃ。
日頃はみんなにまじって練習してますが、試合前はプロ用の練習が必要になります。
通常のコースで延々とやってるスパーリングに参加することはもちろん、追加して追込みのミットやタックルの打ち込み、ルール・相手に対応した総合のスパーとかですかね？
男のプロの人より体重軽いし力ないし技術ないしスパーしても時間さいてもらっちゃうだけだし。
それでも、自分の練習あるのに私の練習ために時間を割いてくれる人達がいて、「がんばれ」って言ってくれる。
恩返しがしたいなと思います。やっぱり勝つ事ですよね。「俺のおかげで強くなった」「僕も勝利に貢献した」「私が勝たせてやった」ってぜひ思ってもらいたいです。
私のエネルギーの源はそういうことからもきています。
もちろん声援の力もあります。
「勝ってください！」って言われて「必ず勝ちます！」ってもちろん返します。
「格闘技なんで勝てるかどうかわかりませんが精一杯やります」って言う人を、少なくとも私は応援しにくい。
自分の勝利を信じられるような練習して、技術体力を向上し、ラッキーを増やしアンラッキーをふせぎ、勝利が必然になるように日々是精進。であります。
負けず嫌い……どーもカラッとしたものを感じにくいので苦手。負の力は所詮マイナスからでるもんですからね、ストイックとはまた違うし。
もちろん「負けたくないっ」とは思いますが、それより「勝ちたい」なと。
マイナスから出たパワーって結局、自分がはい上がるよりも相手を蹴落とすために使われそうな気がします。
全女でドクターストップになって実家帰った時は、毎日「巡業の車事故って同期みんな死んじゃったら私にもう一回やらないかって話でないかな？」って真剣に思ってました。
「私ができない分、みんなガンバレ！」なんて絶対思えなかった。
あの時の気持ちは嫌ですね。真っ暗でどろどろしてて。
その後、「同期に笑って会うために頑張れる人になりたい」って行動できてよかったです。
悔しさはバネにできる。嫉み恨みは自分を不幸にする。それがわかったいい経験でした。
本日の懸垂13回。
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