|
2005/06/17(金)
「拒否」ということ
|
|
|
どのくらいの怪我かは一夜明けるとだいたいわかる。 起きた瞬間、あっやばいなこりゃ・・・ 朝イチで足を引きずりながら近所の整形外科に。 診断は全治3週間。試合は絶対無理だという。 処置を待つ間半泣きになる。また怪我で阻まれちゃうのかなって。時間割いて指導してくれた山田さんや道場のみんな、応援してくれるファンのみんなの顔が浮かぶ。 松本さんが抜けてしまったのに私までトーナメント抜けたらどうなってしまうんだろう? 病院でずっと考えた。 出るのか出ないのか。 出なきゃいけないと思った。決めたら、へこんでる場合じゃない今すべきことをしようって少しだけ落ち着いた。 処置であるギブス・両松葉杖を断る。 松葉杖なんかついたら気持ちが折れて絶対治らないと思った。医者が半ギレしてて従わないならカルテにサインしてほしいという。 ギブス・両松葉とかかれた横に「拒否」とかいてサインする。 ガチガチにテーピングをしてもらう。気合いとプラシーボで絶対治してやる。
自分が情けないのと恐いので山田さんには連絡できなかった。恐る恐るメールする。でもなんとなく山田さんはバカだなっていいながらも応援してくれると思ってた。 「試合はでるな」とのメールに驚く。説得してもダメ。 山田さんの至極まともな理由に私のただ出たいだけという気持ちはなかなか伝わらない。選手を大事に大事に育ててきてくれた、その想いも伝わってきた。 結局もっと大きな病院で再検査してそれで検討することに。
|
|
|