深夜特急2004 DIARY
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2004年9月
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2004/09/25(土) マザーテレサハウスでボランティアしてみて思ったこと。1
 また寝坊するところだった。18歳の学生君に起こされ、マザーハウスの朝ミサぎりぎり間に合う。みんな真剣なのに寝ぼけてぼけ〜っとしてしまう。不謹慎だ・・・朝食が支給されいただき、わんか和気あいあいと写真タイムみたいになってる。マザーのお墓も写真不可らしいが「とってもいいですか?」とシスターにきいたら「シュアー」・・・・??いいの?
ミカエルは今日の午前だけ働いて午後のフライトでスペインへ帰る。お別れのチュ−。かっこいい。ハート。仲良くなったみんなが「死を待つ家」へ行くんで協調性ばりばりひろしもそこへ行く。
バスで移動。いきなり大洗濯やって、絞って、ほしての重労働。洗濯がおちついたら患者さんとこで様子をみる。「マッサージして〜」とあまえてくるお年寄りに「はいはい」と世話してあげる。
お茶休憩もあり、カレーとかパンとかも支給される。そしてまた「マッサージ」とか「なんか患者さんが君から水のませてほしいって指名だよ」と指名されて世話する。売れっ子ホステスなみである。で、にこやかに世話をしていたらいきなり上のひとから「この人もうラストステージだから看取ってあげて」とおじいさんの腕つかまされ、胸に手をあててぽんぽんとやったげて」といわれる。「いきなりきてこんな大役できません」というが「いいから」とやることに。
おじいさんはもう意識もなく、息も絶え絶え・・・じっとこっちを見ているのか、焦点があってるのかも不明。でもひろしがみえていたと思っている。
この人の人生リクシャーマンだったのか、道端で倒れていたのか、家族もいないのか、そんなことを考えてしまう。ぶっちゃけ遊び半分できたひろしに看取られるのも何かの縁だったような気がする。足が細い。不本意ながらおお泣きしてしまい鼻水と涙でかわいい顔がめちゃくちゃになってしまう。ボランティアが入れる時間はきまっていてもうとっくに過ぎていて「ゴーホーム。午後からまたこい」と追い出される。
さっきより呼吸も安定したようなんで一旦帰ることにする。
 そして午後行けばおじいさんがいた場所は違う人がいる。まさか??
「あのおじいさんは?」「あーさっき息ひきっとったよ」がーーーーん!!!
霊安室にひとりねかされていた。なんか仕事がまっとうできなく、一人で息ひきとったと思うとすごく後悔してしまう・・・・冥福をただ祈るのみ。
午後からはボランティアの数も減り、仙台君とまた残業して帰る。
すごく疲れた。精神的にも、肉体的にもほんとうに疲れた。
懐のひろいインドが少し好きになってしまった。すごくっ貴重な体験ができたと思っている。


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