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2004/01/24(土)
写輪眼のくまちゃん in マッシャーズ!(笑)
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嬬恋村を目指して、早朝、3時過ぎに出発。
『マッシャーズチャンピオンシップ in 群馬』 初めて行くレースである。 今年から嬬恋村に場所が変更になった。
会場は雪をかぶった白い浅間山を望み、四方を雪山に囲まれた 最高のロケーション。 天候は晴天。都会とは違う澄みきった青々とした空。
すでに続々と参加者が集まっていた。 多頭引きのベテラン勢の特製バスコンやら、ドッグトラック。 1、2頭の人々はウチのようなワンボックスが多いね (^^;) 会場はまさに、イス積んだ車の集会場!(激爆) いやちがう、そういう集会に来たんじゃないって☆
受付を終え、開会式とマッシャーズミーティング。 なんと!恐ろしいコトが発覚!! 2DOGは2キロのハズだったのに、主催者さまから・・・ 「コースが作れなかったんでぇ〜、3DOGと同じく3,6 キロね♪」 ガビョーーーーーーッン!!!Σ( ̄□ ̄;) と顔色変わる出場者たち。詐欺られたッ!!
うちの犬たちも人間も、そんな距離走ったコトないですよ〜! しかももっと恐ろしいコトに、1キロもの登り坂が含まれ、 2キロは登りであるという!! これはイジメよおぉぉおおおおおおおお!!!(T▽T)
ともあれ、ウチが出る「2DOGファミリー」が始まった…。 エレナはすでにビビリ入り、無言状態。 バサラはというと、分かっているのか知らないが、意欲満々で スタートに立たせるとウォンウォン!雄叫びを上げる。 彼はシェパードゆえに常に冷静だ。 私の目をシラフで見ながら、吠えまくる。 「ママ!くまちゃん走るでちゅよ!やるでちゅよ!!」 と言っている目だ。 「少し静かにしなさい」とは言ったものの、内心、なぜこの犬 は私のして欲しいコトも望んでいるコトも理解してしまうのか 不思議だった。
「雄叫び上げて突っ走れ!!」 彼らにはスタート時、こう望んでいたからだ。
くまちゃんは写輪眼(爆) その光景を見ただけで瞬時に理解し、それを実行に移してしま える。 彼の気分はもうアラスカン・ハスキーになっていた(笑)
スリーカウント始めると、異様に燃え盛るバサラ。 「ゴーッ!」で、快調にスタート! いいぞ〜〜〜!!
んがしかし、坂を下って見えなくなって間もなく、 「トラブル発生」の連絡がっ!! くまちゃんたち何かしちゃったのおぉぉおおお〜〜〜!? と思ったら、2分前に出発したチームがトラブり、ウチがパッ シングするという事態になったらしい。 これがすんなりとパスできたらしい。ホッ☆
長距離のレースは見ることができない。 たまに豆粒のようなチームの姿が遠くに確認できるだけ。 ゆるやかな登り1キロを、えっちらおっちらと橇を押している ダンナの姿とエレナたちが少しだけ見えた。 何とか止まらずに進んでいる。
ゴールでドキマギして待つ私は、コース上と連絡を取り合う治 田さんにひっついては「ど、どど、どうなってるんですかっ?!」 とクルクル回る (^^;) 何とか無事に最終コーナーを出たそうだ。 心臓に悪いよ、まったく (-_-;)
ゴール目前、最後も登り坂(泣笑) 2匹とダンナが見えてきた。 息を弾ませて、私の元に駈けてくる2匹。 無事にゴールイン。
レース中、パッシング騒ぎの場面で早くもエレナの集中力が途 切れたそうだ。 犬に向かっていく傾向のあるバサラが、除けてくれているチー ムをチラリと見ただけで、すんなりパスして走ってくれたそうだ。 彼は今ここで何をしなければならないかを理解していた。 しばらくすると、最初から爆走で飛ばすバサラのスタミナが切 れてきた。こんな距離を走ったコトもないから当たり前 (^^;) すでにエレナのヤル気も全くナシな状態。 それでもバサラは後ろを振り返ってはダンナのコマンドを聞き、 それを実行してくれた。
バサラはエレナの10分の1も練習させていないし、コース取 りも教えてもない。 分かるはずもないのに、きちんとコースを見極めて行く。 彼らは追及のプロでもある犬種。 先に行った犬の臭いを嗅ぎ分けていたかもしれない。 2つ先に出た知り合いを向こうに見つけると、ショートカット しようとしたらしい (--;) だがちゃんとコマンドで戻り、走ったそーな。 ヤル気のないエレナを首だけで引き摺り、バサラはゴールを目 指そうとした。 ゴールした時、「やったでちゅよ!」と嬉しそうな顔をした。
彼はエレナの何倍ものスピードで成長していく。 今回、初めての2DOGで、シェパードの理解力、的確な判断、 作業を遂行しようとする意欲と足の強さに驚いた。 血を凌ぐ性能に助けられた。 「不可能」というものが見えない犬種。。。。 恐ろしいほどの頭脳に圧巻である。
結果。3位入賞。 ビギナーズラックという感じもするが、とにかく大したトラブ ルもなく完走できただけで嬉しいコトである (*^^*)
呆気に取られたダンナは表彰台に上げてもらった。 賞状と賞品を頂いた。 治田さんから「初めてなのに凄かったね」と言われたらしい。 ・・・それもそのはず・・・・ 「ウチの1匹がパス騒ぎあったら犬にガン飛ばすでちゅう〜! レースの進行に支障をきたしては申し訳ないでちゅう〜〜!」 と、私の泣きがだいぶ入っていたからかも (^^;)
久しぶりの顔触れたちに再会し、楽しく時間を共にして、頼も しいベテラン勢も見れて、楽しい1日が過ごせた (*^^*)
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