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2004/01/25(日)
お年玉のエントリー費
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お宿のオーナー夫妻は良い人だった♪
和洋室の部屋は広いし、キッチンもあるし、風呂も広い。
ただ・・・湯沸かし器がスグつかなかったのがつらかったで
ちゅう〜☆
マッシャーズ２日目の朝。
お宿のオーナーの奥さんが寒い中、見送ってくれた。
ご夫妻はとても犬好きなので、レースを見に行くね！と言って
くれた。
会場に着くと、久しぶりのＯご夫妻に再会！
元気そうで良かった (^-^)
続々と参加者の車が集まり、熱気にあふれるレース会場。
２日目のレース。我が家は私と瑞貴の１ＤＯＧの予定だった。
ダンナの携帯に電話が。
義母が脳溢血で入院したのですぐに帰れという内容だった。
今回、瑞貴はエレナと１ＤＯＧチャレンジ（２００Ｍ）に出る
予定だった。
２４日にオープンに変更してもらって、４００Ｍを走る事にな
っていた。
エントリーが始まって、このまま瑞貴を走らせてあげないで帰
るのか…と、苦悩していた。
今回、瑞貴は自分でエントリー費を出す事になっていた。
振り返ると、「お年玉」と書かれた小さな白い袋を持ってる
瑞貴がエントリーはまだか、と待ってる姿が……。
涙、出そうになった。
なけなしのお年玉で橇を買い、エントリー費を払い、レースに
出たくて仕方なかった瑞貴を走らせてあげられない。
なんかもう、お年玉袋を持って、受付を見つめる姿が悲しく思
い返されて、今も涙が出る…。
みんなにご挨拶して、車を動かした時、バサラが車内で怒りの
咆哮を上げた
レースというものを理解した彼は２日目も走る気満々でいたの
だ。
なぜ車を動かすんだ！ここから出せ！！と言うように、いつに
ない怒りと文句の吠えだった。
レースに対する瑞貴とバサラの気持ちが嬉しかった…。
叶えてあげられなくて、苦しい思いで病院に向かうしかなかっ
た。
義母の病状は安定しているが、あまり良くない状況。
意識が戻っても麻痺が残り、寝たきりになるだろう。
もしも…の経済的負担が恐い。
もし経済的負担を負うことになったら、我が家は犬ぞりどころ
か、全てのドッグスポーツから退かねばならない。
家族で共有している楽しい夢…。
あきらめる事はしたくない。
あと少し。あと少しという感じ。
もう少しでバサラ（シェパード）という犬の本当の性能に触れ
られる気がしている。
大きな夢を託しているバサラ。
疾患を持ちながらも走ってくれる。
この子の性能の成長を止めたくない。
子供の夢を壊したくない。
誰にも奪われたくない。
冷蔵庫には、私が飲むはずだったユンケルＬが、寂しく残って
いる。
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