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2005/11/07(月)
最強のハスキー
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昨日のレースの午後くらいだったかな。
犬ぞり界ではベテランＡさんの車の横を通りすぎた時だった。
彼はハスキー多頭の方だ。
車に係留されている十数頭ものハスキーたち。
その中に見覚えのあるハスキーがいた。
老いたハスキーが２匹。
エレナを初めてギグ石川に連れて行った時に見たハスキーたち。
まさに最強と謳われた犬たちである。
躯体はシッカリとして雄々しく、スタートから闘志むき出しで
走りたい！手を放せ！ と猛々しくスタートの瞬間を待って
いたっけ。
その走りは圧巻だった。まさに嵐のような走り。
出るクラス、総嘗めのハスキーたちだった。
あの時代を駆け抜けていた覇者だった。
身震いがするほどだったのを覚えている。
憧れ続けたハスキーたち。
こんな逸材はもう出て来ないだろう、って思わせるほどの犬で
あった。
すっかり老いて、のほほんと撫でさせてくれる。
嵐と兜。
あの頃の勇ましい面影もなくなっていた。
Ａさんにこの２匹が憧れだったと話すと、
「こいつらを覚えていてくれる人がいて嬉しい」と言い、嵐の
子供たちを紹介してくれた。
いつもレースで会うのに、宴会も一緒だったりするのに、
なぜかいつもその話をしないままだった。
私の思い描くハスキー犬本来の姿っていうのわね、この２匹
なんですよ。
本当に、すごい犬たちだった。
今も瞼に焼き付いて離れないほど衝撃的な光景だった。
オスのハスキーって、こんなにも凄いのか！って感激通り越し
てしまったくらいで（笑）
あんなハスキー犬を育ててみたい！
と思いながら、エレナと共に６年もレースを続けて来られたの
は、この２匹が心に残っていたせいもあるかもしれない。
いつまでも私の中には、あの頃の２匹と、Ａさんの姿が色濃く
刻まれている。
嵐と兜。これからも元気に長生きして欲しい。
もしいなくなってしまったとしても、ここに２匹を覚えていて
その闘志を継がせてもらいたいと願っている人間もいるよ。
最速、最強のシベリアンハスキー２頭は、老いながらもバギー
クラスに出場していた (*^^*)
犬の老いは早いものです。
もうそんなに経ってしまったのか…と２匹に会って思った。
だからこそ、今を精一杯、犬たちと走ることが大事だよね。
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