くまちゃん!エレちゃん!ウナちゃん!
 今日も元気だ!ご飯は美味い!!
最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2008年4月
前の月 次の月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
最新の絵日記ダイジェスト
2013/05/17 エレナ、15才!!
2013/02/17 動物園デート♪
2012/01/30 やっているンちゅ!!
2012/01/29 アタクシよ!!
2012/01/28 やるでちゅ!!

直接移動: 20135 2 月  20121 月  200912 11 9 5 4 3 2 1 月  200812 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200712 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200612 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200512 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200411 10 9 8 6 5 3 2 1 月  200312 月 

2008/04/08(火) ルナック
数年前、北軽井沢のペンションが1軒、つぶれた。
ワンコ大歓迎のペンションで、そこには30数頭もの犬も
飼われていたらしい。

オーナーはドロン☆
売れる犬は業者に売られたという話。
その他は北軽井沢に捨てられ、徘徊していたりして、保健
所に収容されてしまったらしい。

犬橇の仲間が北軽井沢から連絡を受けて駆け付けた。
保健所から引き出して、治療した。
けど状態の悪い子は手当ての甲斐なく亡くなった子もいた。

その中にAハスキーの母子がいた。
犬橇用の特殊な犬種ってのもあり、犬橇の仲間達が保護した。

母犬は「ルナック」。 白いAハスキー。
彼女は娘さんが2人いる心優しいご家庭に引き取られた。

そこの家にはAハスキーが2頭いたのだが、走る事もままな
らない、ペット化していたAハスだった。
2匹を何とかAハスキーらしく再教育させよう。
となり、ルナックが2匹の先生になった。

もうお年になっていたルナックは、2匹の若い娘Aハスキー
を連れて、バラギのコースをひた走った。

彼女がどこから来たのかも分かった。
そしてなぜあのペンションにいたのかも。
数奇な運命に翻弄されて、危うく処分という形で命を落とす
ところだったルナック。

2匹の生徒を立派にして、幸せな余生を送っていた。
去年から痴呆もでてきたらしいが、大切にされていた。
しかし今日、犬橇の仲間からの連絡で、
「もう立てなくなった。そろそろ危ない」
という話を聞かされた。

賢明に若い2匹を連れて雪原を走るルナックの姿が今も目に
焼き付いている。
今月末の花見の席では久しぶりに会えると思っていたのに…。

最期まで彼女は橇犬として、次の世代に自分の身に付けたも
のを託して、旅立っちゃうんだね。
立派な仕事を全うしました、ルナック。

最期は、初めて犬を見送るという娘さんたちに大きなものを
残してあげるんだね。

でももうちょっと頑張れよ、ルナック!


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.