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2004/09/15(水)
死刑のあり方について考えたのは昔の話。
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日付変わって昨日、一人の男の死刑が執行された。 宅間守。2001年に大阪の大阪教育大学付属小学校に侵入し、児童8人を刺殺し十数人に重軽傷を負わせた超・凶悪犯。 学生時代「刑事政策論」の授業でこいつのレポートを書いた。 宅間死刑囚の情報を集めれば集めるほど生い立ちとか経歴とか、かわいそうな感じを覚えた。 レポートの中身は省略するが、結論として、こういう事件を引き起こす人たちの大半は親子の仲が悪くそのことが成長過程の中でとても悪影響を及ぼしている。親の育て方一つ愛情の注ぎ方一つで大きく変わることになる。と言うようなことを書いた。 自分は結構恵まれた環境(まぁ、金はないが・・・)で育ててもらっているのでこういう風に育ったが、虐待を受けて育った子どもは心に傷を負い、そして自分の負った痛みを他人にも与える。自分の子どもに愛情を注げない(まして他人の子どもになんてそんなものは皆無)そんな大人が増えてきちゃった21世紀。もうちょっと他人を思いやる、そんな心を持つ人が増えたらいいのにと深く思った一日でした。
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