厩舎日誌
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2005年2月
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最新の絵日記ダイジェスト
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2005/02/27 かねやん、あせる。
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2005/02/09(水) 迎撃!北朝鮮。
 埼玉スタジアムは厳戒態勢。民間警備員は1400人体制でこの試合に臨んだ。そのうちの1人は俺。
任務は「遊軍」。
まーバイト先では下っ端の方ですから、とーぜんそんなに大変なとこには回されないだろうなーと思ったところが、朝鮮民主主義人民共和国代表(以下DPR.k)サポーターと日本代表サポーターの間に設置された【緩衝エリアで両国のサポーターが衝突しないようにする】係。マジ何か問題があったとしたらここでしかないじゃん!!という場所。
 緊張も絶頂を迎えるとともに気合も乗ってくる。このエリアは自分がバイトしてる会社の他に他社の警備員さんもいたのでなるべく連携を取れるように心がけようと思った矢先に配置転換!!
 転換先は【飛び降り防止】。今度はグランドに背を向けて立ち観客がグランドに飛び降りないように監視する係。そしてグランドに立った自分の先には赤い集団が・・・。そう、DPRKサポーターの正面。メチャメチャ緊張するっしょ!
 DPRKサポーターが入ってきた。民族衣装で来る人やいろいろグッズを抱えてくる人、国旗を持ってくる人。応援席は瞬く間に赤で染まった。応援幕も朝鮮語で書かれてるものが張られた。文字自体は読めるけど意味知らないので分からないが多分勝つぞ!とかそんなような意味でしょ。
 日本サポと違ってトランペットとかの鳴り物も多く、試合前には入念に音合わせが行われた。

 試合中もDPRKサポの前で上番。日本サポに負けない大きな声と音で応援する。それに比べると以前からも思ってたけど日本サポの応援って仕切ってる人がヘコイと全然盛り上がらないしそもそも声を出して応援する気の無い人も多いので「何しに来てるの?」と聞いてみたくなるような時もある。やっぱり球場に足を運んでる以上は勝っていようが負けていようが声出して応援してあげるべきじゃないでしょうかね(メイン・バックスタンド指定席は除く)?
 で、自分等は休憩を少しずつ取りながらもグランドに背を向けて「仕事」をする。警備員って何にも無いときはホントに仕事も無い。でも、それでいいわけ。何も問題が起きないに越したことはないから。
 後半は同点になったり両国白熱しまくり、最後にロスタイムで日本が辛くも勝つという試合はみんな見たのかな?僕の配置はピッチは見れないけど正面にあるオーロラビジョンを通してイイ場面はばっちり見れるわけ。
 
 試合終了後、緩衝エリアを挟んで両国サポが向き合って拍手を贈りあう場面があった。言葉が通じるけど国交のない国同士。しかも、ちょっとピリピリした関係の中にあってもなんか通じ合うものがあったんだなーっと思ったら感動しちゃった。
 なんか、DPRKと日本の関係が良くなるのはそんなに遠くない未来にあるんじゃないかなーと。今の若い世代が中心になったら変わってくるんじゃないかなーとそういう気がしたんだけど、どうだろう。


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