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2004/10/01(金)
観光・・・ねぇ・・・。
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この間、お袋が旅行するというので親父と俺でお袋を成田空港まで送ってった。んで、腹減ったから空港内の天ぷらやに入ってランチの天丼を頼んだら、出てきたのがコレ。
つーかさ、サンプルはなんだか盛りだくさんっぽい雰囲気だったのに、実際はコレだけしか乗ってない。いや、天ぷらがね。20分も待たせやがるし。飲食店では、客が商品を頼んでから７分以上かかると・・・（略）。なんだかな〜、４割がたご飯見えちゃってるんだよなぁ・・・。それでちゃんと天つゆがご飯にしみ込んでいればまだ食えたんだけど、全然なんだもんな。店員もなんだかエライ態度悪いし。
やっぱ、空港内の特に飲食店ってさ、いわゆる殿様商売じゃん？そこで待ってれば客が来る、みたいな。どんなにクソマズイ料理出しても、どんなに店員の態度が悪くても、どんなにボッタくっても（まぁ、限度はあるにせよ）とにかくそこに店を置いていれば客は自動的に入ってくる。そもそもの空港の利用者数が多いもんだから、とくに店舗間で競争なんぞしなくてもキッチリアガリが出るような店ばっかなんだよね。テナント料だけ払っておけば空港からは文句は出ないし。
でもなぁ、空港で高くてマズイ飯出すのは良くないよなぁ。外国からの観光客だって食事しに来るんだしさ。店の前で東南アジアから来たと思われる観光客がメニューを見て渋い表情で去っていったっけ。そりゃそうだ。収入が４分の１とかの人が自分の国よりも５倍も高い食事代なんか払う気しないよな。日本人からすれば「まずいラーメン１杯１万円」みたいな感覚でしょう。
まぁ、観光地とか郊外の駅の中とか、そういうところってなんだかまともな店がない。高いしマズイし態度も悪いし。観光地の食事と言えば、こんな話があった。日光のある食堂に外国人観光客が入って、あまりの値段の高さに驚いて、ご飯とみそ汁だけ頼んだ。すると、店員が怒ってその外国人を追い出した、っていう話。なんだかさ、怒りと言うよりも、あきれるよな。
まぁこれは外国人に限ったことじゃないけどさ、旅行先の食事の回数ってさ、限られてるじゃん？数回しかないからどうでもいいんじゃなくて、せっかく旅行に来たんだから良い気持ちで食事したいだろうし、いい食事といいサービスを経験すれば当然「また来よう」っていう気になるじゃん。でも、そこでイヤな思いをすれば、その小さなきっかけからその観光地自体、嫌いになっちゃう。人によっては一生行きたくないと思うかもしれない。それはその観光地にとっては、あまりにも大きな損害。リピーターがたくさんいる観光地の魅力っていうのは、その辺りの環境だけが魅力なんじゃなくて、観光地全体の人、食事、宿泊施設、全てに魅力があるんじゃないのかな。ただ景色がきれいな場所や、温泉がわき出ている場所だったらいくらでもある。
こんな旅行大国の中にあって、「観光客が不況で減って・・・」なんて言っている観光地は、その魅力を存分に生かしていないだけなんじゃないのかな。人が集まる場所とそうじゃない場所、何が違うのかを経営者が客観的に比較して、地域が一体となって事業に生かしていけば、客は増えると思うけどな。外国人だって積極的に呼べばいい。言葉がどうこうなんて言うのならば、挨拶程度でも覚えればいい。日本人がグランドキャニオンやナイアガラの滝に行きたがるのと同じように、外国人観光客だって日本の自然や温泉に行きたがる。その需要に応えないなんて、もったいない。ましてや追い出すなんて論外。二度と日本に来てくれないよ。
政府も観光客呼びたかったら、改革をすすめるような政策を持たないと。首相が外国のテレビCMに出演したって、日本に魅力が無かったら、永続的な観光収入なんて期待できないんだから。
まぁ、なんだ、空港の天丼から、こんな思いを馳せてしまった俺って、なんだ、その、ストレスでも溜まってんのか？（笑）まぁとにかく、ダメだかんな、こんな商売してちゃぁ。天はなさんよぉ（笑）。
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