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2004/02/13(金) 不審者進入事件。 (真面目日記)
 学校に不審者が現れ、生徒がケガをする。教頭と校長が記者会見で頭を下げる。「ハァ?」って感じ。
 なぜ学校が謝罪しなければならないのか。なぜ学校がマスコミに叩かれなければならないのか。一番悪いのは、不審者であることぐらい、襲われた小学生だってわかる。まぁ、もし生徒をかばうべき教師が真っ先に逃げ出したのならばそれは問題であるが、そんな話は聞いたことは無い。
 こういう事件が起こると、「学校の危機管理はどうなっているのだ?」などという話が必ず現れる。自分の通った、または通っている学校を考えてみて欲しい。誰だって入りようによってはどこからでも入れるようになっているハズだ。全ての学校がそうなっている以上、不審者を入れないということはできない。校門を閉ざしても、監視カメラをいくつ入れても、警備員を一人や二人やとっても、入ろうと決心しているヤツがいれば、簡単に入れるだろう。
 不審者が入れないような学校を造りたかったら、不審者が入れないような施設を考えてみればわかる。例えば、都心にある一流企業の入るビル。警備員がいて、不審者に目を光らせている。防犯カメラでも監視し、社員は社員証を首からぶらさげている。ただ、このような対策は完璧ではない。受付を誤魔化せば入れる場合もあるし、場合によっては裏口から見つからないようにこっそり入ることもできるかもしれないからだ。
 不審者が入れない究極の施設。ずばり、刑務所だ。正門は厳重に警備され、裏門は固く閉ざされ、ボディチェックも厳しい。高い塀を越えても、監視の刑務官にすぐに発見される。ある意味では、収容者は日本で一番安全な場所にいるのである。
 従って、学校に不審者が入れないようにするためには、高い塀で周りを囲み、警備員を多く配置し、門の管理も刑務所と同じように厳重にする必要がある。不審者を絶対に入れないためには、それくらいの施設が必要になる。
 そんなことも考えないで、学校の危機管理はどうだとか、門が開いていただとか、そんなくだらないことを論じるべきではない。教師は高度な訓練を受けた警備員や警察官ではない。もしこれが家庭で起きた事件で子供がケガをしたならば、マスコミの論調は全く違うものになっているのではないか。子供の命をよく守った、と。つまり、そういう意味では、校長や教頭は「生徒はケガをしましたが、命は守りました。」と、胸を張ってもいい。1クラス40人もいて、不審者がナイフを振り回すような状況下で全員の命を守れたならば、それはある意味、高いレベルの危機管理と言えるからだ。


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