|
2005/12/16(金)
中学社会。
|
|
|
「冬休み」と言えば、正月・みかん・年賀状・・・・・なんだろうけど、塾はまさにかき入れ時。親御さんを脅していかにたくさん授業を取らせるかが勝負（笑）なワケだけど、まぁ、多くの生徒は危機感も手伝って妙に力をつけるのもまた事実。
個人的には数学と社会で８～10時間しゃべりっぱなしなんだけど、そもそも冬休みの期間は短い上、年末年始は休講になるモンだから、授業自体は10日前後。で、例えば中３なんぞは中学校３年間の復習をするんだから、それこそ地獄。
で、数学はまぁいいとして、問題は社会。地理・歴史・公民を10日間で復習するっていうのは、どう考えても無理がある。
だいたい、冬期講習のテキストでは、人類4000年の歴史をたった２ページでまとめてある強引さ。どう考えても無理があるだろ、そういうのは。
地理にしても、どうも妙なまとめ方をしてある。
日本の諸地域として、北海道・東京・愛知・大阪・福岡くらいはまぁわかるとして、その中になぜか岩手・山形・長崎が入っている。それなら広島とか、宮城とかを入れるのが普通じゃねーの？触れてもいないし。このテキストを見ていると、何をどう教えたらいいのかわからなくなってくる（笑）。
まぁ、日本のことを知っている生徒は意外と多いからまだいいとして、問題は世界。世界地理を１ページにまとめるという、この強引さがまたタマラン。
で、「世界の諸地域」。世界の代表的な地域を４つに分けて解説している。
①アメリカ
まぁ、世界地理を学習するにおいてアメリカは無視できないだろうな。
②中国
最近は成長著しいし、アジアの経済的中心地になりつつあるから、コレもやっておくべきだろうな。
③EU
ヨーロッパ全域は、政治・経済・歴史のいずれの観点から鑑みても、重要な地域。やっておこう。
④マレーシア？？
オイ！なにがマレーシアなんだ？つーか、何代表？いや、マレーシアをバカにしているワケじゃないんだけどね。プランテーションとかASEAN加盟国だとか、まぁ大切なことはあるんだけど、世界地理の４分の１は占めてないだろ（笑）。どうなってんだ、このテキスト（笑）。
やべー、冬期講習が楽しみになってきた（壊）。
っつーかね、中学校で学習する歴史を見て思ったのは、なんか世界史が全然入ってないんですけど。マルコ・ポーロとか、ナポレオンとか、フランス革命とか、アメリカ独立戦争とか、一言も出てこない。世界史っぽいのが出てくるとすれば、第一次世界大戦前後の時代以降に少し出てくるくらい。まぁ、戦争との絡みだから当然といえば当然なんだけど、せいぜいロシア革命とか世界恐慌くらい。オイオイ、こんなんで高校行くのかよ。高校の先生がかわいそうになってきた（笑）。まぁ、教える方とすれば楽なんだけどね。
どうなるんだか、冬期講習は・・・。っつーか、中学生の将来は（笑）。
|
|
|
前の月
