|
2004/10/10(日)
感想A
|
|
|
其の五、勇&歳三。
伊東の離隊を聞く前に、歳三はそれはもう散々勇に言い含めておいてあったんでしょうね。 勇の人の好さを知っているから。 でも、結果的に伊東の離脱を認めてしまった勇。 無駄な争いを避けるため、あえて言いくるめられたと言う勇の、成長と言うか変化をひしひしと感じました。 同じように認めたとしても、昔の勇なら相手の目論見には気付かなかっただろうし、無駄な争いを避けるという一言の中にも、今では依然とは比べ物にならない重さが感じられて。 でも、歳三としては、「そううまくいくだろうか」という疑惑の方が強いんでしょうね。 斉藤に、スパイとして伊東一派を探れと密命を課す姿は、冷静で理知的な副長なんだけど、平助を助けるように告げるそんな優しさが大好きです◎ 本当にこの二人、互いにないものを補い合う素晴らしい関係だと思いますね。 ただそれが、いつも必ず良い方向に向かうとは限らないのが、この時代の哀しいところなんだけど…(汗)
其の六、平助$総司。
「斬りますか」
とかつての斉藤のような一言をさらりと口にするようになってしまった総司。 生き急ぐ、まさにそんな総司の姿を、とても痛々しく感じてしまった今回です。 本当に初めて、総司の台詞のひとつひとつに泣かされました…(涙) 試衛館時代からの平助との友情も、切ないながらもあったかくて、本当に「親友」という感じで、すごく良かった!
「何も言わない間柄の方が深いんだ」
とても印象的だったこの言葉。 伊東を本当に信じてついていって良いのか、決心の未だつかずにいる平助を後押しするため、自分と勇との関係を出してたとえる様子に、総司の優しさと本心を見た気がします。 そして、この言葉、三谷さんからのメッセージのようにも思えて◎ 思えば最初からずーっと、勇と総司(と歳三)の関係の描写が少ないことに不満をたれていた、私のような視聴者に対して、「本当に家族のように愛しく思っている者との関係はこういうものです」と言われたような感じ。 確かに、兄弟との絆なんて日常生活ではそれほど意識する事ないもんね。 納得です、三谷さん!
平助にだけ、と病の事を打ち明け、平助が羨ましいと告白する総司の声が、表情が、すごく切なく胸を打たれました。 平助の、
「せめて相打ちに」
と告げた言葉も、総司にとっては何より嬉しい言葉だったんじゃないのかな。 幼い友達同士だと思っていたら、いつのまにかすっかり素敵な親友になっていた二人。 これからの運命が辛いけれど、いいシーンでした。
其の七、愛しき師弟。
「平助は我らの同志。共に戦ってきたこ年月は消え去る事はない」
旅立つ平助に別れの言葉を贈る勇。 この場面の撮影は、幸運にも8月にスタパへ行った時に見る事が出来ました♪ リハの時の方がにっこり、という感じの笑顔だった勇だけど、本番でも穏やかで温かいいい表情ですよね◎
「そして、辛かったらいつでも戻って来い」
この言葉を言えるのが近藤勇という人間なんだよね…。 平助を一人の大切な仲間として想い、手を差し伸べてくれる、この安心感。 慎吾君にもとても思い入れのある台詞だったみたいだけど、それを聞けた平助はどれだけ安心できて嬉しかっただろうと思います。 たとえ、もう二度と戻っては来れないとしても…
切ない、ツライ展開目白押しになってきましたね。 あと少しになってきたけど、最終回の12月12日まで、何があっても見届けるぞ!
いや〜、改めてみると、長いですね(^^;) 来週は普通に天神川にUPできるといいんだけど…
|
|
|