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2004/07/20(火)
ツボ場面大会♪I
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実に久々ツボ場面のお時間です♪ まずは、少々遡って、第27話『直前、池田屋事件』より。 すっかり貫禄のついた局長勇と平助の場面です。
昼間から総司が舞妓(?)と遊んでいる、と聞き、茶屋へやって来る勇。(きっとお説教してやろうと思っていたに違いない・笑) そこで勇が見たものは、総司の名を騙り、楽しげに舞妓の酌で酒を飲む平助の姿だった。 そこで、平助の総司に対するコンプレックスともいえる心情を聞く勇。 平助の「(沖田さんは)皆に愛されている」という台詞に涙が出そうになりました。 平助は伊東先生のもとにいた時から今まで、ずっと自分の居場所を探し続けているのかもしれない。 でも、平助だってちゃんと皆に愛されているのに…。
「だからといって総司に成りすましても、お前が辛くなるだけだろう!」
怒鳴るように叱る勇を前に、ひたすら身を小さくして謝る平助。 勇はその肩をつかんで顔を上げさせます。 ここからの言葉がすごくすごく良かった!!
「総司とお前は歳も近い。二人が何かと比べられてしまうのは仕方がない。 しかし、平助は平助、総司は総司だ。あいつにないものをお前は持ってる。 俺に言わせれば、総司はお前より何倍も子供だ。あいつはまだまだ人の心の痛みを知らない。…お前は知ってる」
「お前は、お前にしかないものをこれから探していけばいい」
「はい…」と力なくうなずく平助。そして、極めつけは、この言葉。
「俺も、一緒に探してやる」
もう、本当にね、この言葉と、にっと笑った笑顔のあたたかさに救われた気がします。 この最後の一言を聞いて、平助の表情が見る見る涙を浮かべた感動の表情になっていくところがまた素晴らしい。 心根の正直で優しい二人だからこそ、悩むことも多く、また人の痛みを思いやることが出来る。 何だか、試衛館のメンバーの中で一番勇と似ているのは、実は平助なのかもしれないですね。
なぜ、池田屋事件当日にこのエピソードを持ってきたのか。 そして、平助はどうして、ここまで自分自身を見つめ、大切にしてくれる勇を裏切ることになってしまうのか…。
色々考えると切なくなる場面でもありますが、勇の成長ぶりを実感し、そしてじゅんすいに感動してしまった素敵なシーンでした◎
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