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2004/08/21(土)
ツボ場面大会♪N
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幼馴染み場面が続きますが、やはりこれは外せません◎ 第3話『母は家出する』より、道場での誓いの場面の登場です!
母の家出騒動の際に告げられた「出自」の壁と、自分を嫌う母の心を道場で独り思い悩む勇。 そんな勇のもとに、傷だらけでボロボロになった歳三が転がり込んでくる。 「石田散薬が効かない」との衝撃情報もありましたね(笑)
「勝ちゃん、俺に剣を教えてくれ。もっと強くなりてぇ。俺を試衛館に入門させてくれ。……俺は武士になりたい」 「武士に…?」 「お前のように」
今まで意地を張って隠してきた本心をついに打ち明けた歳三に対して、勇は厳しい言葉を返す。
「無理だ。諦めろ」 「おい、ひでえじゃねぇかよ」
思わぬ勇の言葉にショックを受ける歳三だが、勇は優しい言葉をかけることが出来ない。 自分のように武士になりたいと言う歳三。 しかし、自分は武士ではないと、武士になれる筈がないと、言い渡されたばかりなのだ。
「ようやくわかったんだよ、トシ。俺達は所詮、多摩の百姓だ」 「そんなことはねぇ。お前は立派な武士だ」 「違う。俺達は多摩で生まれたら、死ぬまで多摩の百姓なんだよ。…それがこの世の中だ」
そして、思い悩んだ末に見つけた決意を、歳三の肩を力強く掴んで、勇は告げる。
「だから、俺は決めたんだ。俺は、武士よりも武士らしくなってみせる。日本一武士の心を持った百姓になってみせる!」
これは、迫力だった…! 武士にはなれないということは、とても大きな衝撃だったに違いない。 其の中で自分なりに悩んで悩んで掴んだ答えだけに、決意と覚悟の悲壮さがその眼から伝わってくるようで。
「…お前、そんなに強くなりたいか?」 「ああ」 「侍には、なれないぞ」 「侍らしくはなれんだろ。だったら、俺には同じことだ」 「…厳しいぞ、試衛館は」 「望むところよ」
不敵に笑う歳三に、力強い笑みを浮かべて返す勇。 やっぱりこの二人は、共通の思いを抱いてきただけでなく、こういう心の底からの本気のぶつかり合いをしてきたからこそ、あれだけ深い繋がりと信頼があるのだと思います。 山南さん達との違いはそこなのかもしれないなぁ…(涙)
そして、ここから始まる偉大なる勇の涙目伝説!! これ以降、本気で対峙する場面は悉く涙目になっている気がしますね(笑) 怒りだったり悲しみだったり戸惑いだったり…いつも泣かされてしまうのですが◎
二人で剣の稽古をするラストシーンまで、この場面は大好きです。 全ての原点はここにあり!って感じがするんだよね、1〜3話の勇&歳三を見てると。
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