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2005/06/25(土)
『タイガー&ドラゴン』
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今日は暑かった…!!! 6月のこの時期にしては、記録的な猛暑だったそうですね。 もうイヤ!今からコレじゃ8月はどうなるんだろう…(汗) 地球温暖化は未来の話じゃないよ、今現在着々と進行中だよ…と改めて実感。 一昨年より去年、去年より今年、十年前と比べたりしても、確実に物凄い勢いで暑くなって来てるよね。 温帯が亜熱帯に変わる日も近いのかも…(飛躍)
ところで、昨日ついに毎週楽しみにしていたもうひとつの連ドラ『タイガー&ドラゴン』も最終回でした。 実は初回やその前にやってたスペシャル版は見ていなかったりするんだけど、見ていなかったことを心底後悔させられたほど、面白くてホロリとさせる作品だった。 毎回落語の噺にリンクさせて、オチをちゃんと用意してある所が、新鮮だなぁと感心。 オチの中で一番好きなのは、『猫の皿』の回かな◎
今期のドラマの中では一番面白かったかもしれないなぁ、もちろん私が見てた中でということだけど。 ひとりずつのキャラがすごくしっかりしていて魅力的なだけじゃなくて、独特のテンポに勢いのある新鮮な展開も、時折胸が熱くなるようないい場目にゃ台詞もあって、「クドカンドラマは合うかな〜?」と物は試しという気分だったのに、すっかりはまってしまった感じ。
というわけで、最終回。 いつも書いてないけど、最後はやっぱり感想を。(順不同)
OPの高座には、ついに小竜が。 もっと、小竜の高座に上がった姿を見たかったよ…! いつも思うんだけど、岡田君時代劇のカツラは似合わないのに、着物姿はなかなか粋で似合ってます◎
出所した小虎を出迎えたのは、チビTひとりだけというのが寂しさ倍増。 小虎の帰る場所、家は……。
『ドラゴンソーダ』は大繁盛。 こんな日が来るなんて…!?
「二代目子虎」の名を継いで高座に上がる師匠。 その姿を陰から見て涙する小虎。 涙……。
「顔怖すぎ!普通にして!ここの筋肉緩めて!!」 いちばん笑った台詞(爆) 皆さん、それが本業ですからね、坊ちゃん(笑) でも、銀次郎成長したなぁ…兄貴としての最後の言葉をかける小虎が男前だった。
「どんちゃんを泣かすような子は…」 いつもは小百合ちゃんネタなのにね。 こうして持ってこられると、この台詞も切なさ激増。
『子別れ』を師匠に習う小竜。 最後の最後にこの噺を持ってくるところがにくいね。 『猫の皿』の回はここまでの伏線の一つだったんだろうな。 竜二の落語は本編ではそれほど聞けなかったけど、こういう練習の場面を聞いてると、岡田君の器用さがよくわかる。
ロレックスに子虎の足取り求めて表に飛び出す一同。 師匠は裸足、息子はメグミちゃんのミュール…似たもの親子です。
組長&師匠。 この場面が一番泣けたよ…! 「あんた達がうちの大事な弟子を、くだらない争いに巻き込むから…!」 あともう少しだったのにね。 救えなかった、何もしてやれなかった自分を悔やんでいる師匠と組長の心が見えたよ…(涙)
「エロエロ探検隊!」な兄弟二人が子虎を発見。よくわかったね。
竜二が小虎をもう一度落語の世界に誘う場面。 竜二の不器用なりの言葉の数々、竜二だからこそ言える、共感の率直な言葉。 それに応えるようにして小虎の口から紡ぎ出される、『子は鎹』。 この場面、すごく好きだな。 背中越しに語り続ける小虎の声はもう、本当に落語家のものになってて、それを見つめる竜二の嬉しそうな表情もよかった。
『子は鎹』。 そう、ラストの今回は、師匠の「子」である竜二が二人の間の鎹になってたんだね。
「ホモじゃないですから!」 クライマックスの名場面なのに〜、場所が場所だよ! 周りの皆さんに白い目で見られながら、 「師匠!!(涙)」 「小虎…!(涙)」 必死でフォローする竜二が可笑しい(笑) 師匠の腹を叩くのはやめましょう、小虎さん。
竜二@襲名披露。 襲名披露の看板が素敵なんだけど…岡田君、いつのまにか本当に綺麗な顔になったなぁ◎
皆が一人ずつご挨拶。 師匠による、小竜の紹介が雑で笑える(笑) そして、「恥ずかしながら戻ってまいりました」と小虎が顔を上げ、小竜に譲ってもらっ『子は鎹』(by.ちくま文庫『落語百選』)の噺を披露。 最後のオチは「ナン」だったとは…。
「あ、タイガータイガー…」 「じれっタイガー!!」
皆で声を合わせてのじれっタイガーには感涙。 その声を聞いて一瞬呆然とし、涙で目を潤ませながら「タイガータイガー」を何度も呼びかける小虎の表情がよかったです。 みんなが心底小虎を愛している、戻ってきたことを歓迎している、その空気が最高でした…!
明るく幕を下ろすだろうなとは思ってたけど、切なく、あたたかい素敵なラストだった◎
でも、『タイガー&ドラゴン』と題してW主役と銘打ってる割には、小竜の印象がイマイチ弱いというか、ほとんど小虎が主役だったような気がするんだけど…。 もちろん、岡田君演じる天才噺家・小竜は可愛かったしいい演技をしていたけど、長瀬君の小虎の存在感・憎めなさ溢れる人間性は凄く印象的だったんだよね。 もちろん、彼らを取り巻く人間達が皆個性的で魅力的で、特に師匠!素晴らしかったです◎ 今すぐにでも、落語家やれそうだよ、西田さん…。
本当にいいドラマだった。 これからもずっと、大好きな作品になりそうです。
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