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2006/12/10(日)
『功名が辻』最終回!
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大河『功名が辻』最終回…!
は〜〜〜…。
終わっちゃったなあ。
大河が終わってしまうと、今年ももう終わりなんだと実感して寂しさに襲われます。 来年は見ないだろうなあ、多分。 あんまり好みなキャストがいないし。
功名、良かったです! そつなく見事な最終回でした◎ 仲間千代の美しさと役者としての成長を目の当たりにした一年でしたね。 本当に大河ドラマって、役者を成長させるんだなあ、と凄く思った。 明るくて聡明で良き母であり妻であった仲間千代、大好きです。
一豊も最初から最後までひとつの文句のつけようもないくらい、最高の旦那様で。 やっぱり上川さん上手い。 上手いだけでなく千代と並んだ時の夫婦の相性が本当に良くて、互いの魅力を存分に引き出していたように思います。 ゴメンなさい、六平太ばかり贔屓して(笑)
予定調和というか予想通りの最終回だったけど、やっぱり泣けた…。 あのラストシーンはまさに理想! 『タイタニック』とかもだけど、単純な私は、ベタと言われようともああいう終わり方は大好きです。 今現在の老いた姿から若かりし姿に瞬間戻り、愛する人も当時の姿のままで迎えに…という。 ベタでいいんだよね、ベタで!(←友人にベタ好きだと言われたのでこだわってます) 奇をてらった演出でポカンとさせられるよりは(汗)
怒涛の回想連発にも、ああ最終回だなーとしみじみ。 出会いのシーンの回想、最初が幼い子役の千代で、二度目が仲間さんの千代だったのが良かった。 一豊の回想だったら子役のままなんだろうけど、千代の心の中では、あの当時かられっきとした一人の女性だったんだろうな、と思えて。 一豊に負ぶさる笑顔のラストといい、仲間さん本当に素敵な幸せそうな笑顔を見せてくれてありがとう。
去年も一昨年も志半ばで若くして散った悲劇の主役だっただけに、夢だった一国一城を手中にして、愛する妻や兄弟家臣に見守られながら逝った一豊も、 またその一豊を看取って穏やかに最期を迎えられた千代も、二人ともとても幸せだったように思えた。
激動の時代に、次に来る波が如何なる物かを慎重に見極めながら、着実に強く生き抜いた夫婦。 歴史を形作る一人でありながら、最も激しい渦中からは一歩離れた場所で歴史を見つめていたようでもあり。 そんなありふれた大名の一人、山内一豊とその妻千代。 夫婦愛がごく自然にいとおしいものとして描かれていて嫌味がなかったのが良かったんだよね。 結婚願望があんまりない私だけど、こういう夫婦っていいな、とちょっと思えたし。
途中はね〜、信長・秀吉・家康の三傑の描写に力が入りまくっていて、誰が主役だかわかんなくなってた時もあったんだけど(汗) でも、あくまで山内家を主役として描いたために彼ら三傑も決してヒーロー然として描かれる訳じゃなかった。 どちらかというと全員狸オヤジというか、曲者というか、人間くささと醜さを前面に押し出して描かれてたような気がする。
でも、良かったな〜、ほんと。 淀の最期が自決じゃなかったのに驚いたような、納得したような。 淀君、結構不幸なんだと気付かされる描写もあったよね。 あーやっぱり、いつか淀君を主役にしたドラマを仲間さん主演で見たいなぁ◎ 導火線に火をつけた時点で、去年の『義経』最終回の伝説のお堂爆発が頭を過ぎったのは、きっと私だけではないはず(汗)
一豊が死ぬ一連の場面の無音演出はすごく沁みた…。 やっぱり一年間夫婦として役を演じてきた仲間さんと上川さんも、別れの場面は辛かったんだろうな…。 よく大河は主役の夫婦を演じた二人が熱愛発覚!とか後で報道されることが多いけど、今年はどうだったんだろう? 今考えると、『新選組!』では一緒に居る時間の長さが夫婦より同志の方が多かったからあれだったわけで、もし夫婦役だったら絶対に熱愛報道されてたクチだね(笑)
◇◇◇
これで、『新選組!』『義経』『巧妙が辻』と3年連続で見てきた大河ドラマもひと段落したわけです。 NHKの撒いた餌に見事引っかかって、まさか本当に三年間見続けることになるとは…凄いよ。
題材的には、義経>新選組>山内一豊(戦国時代)
大河的期待度は、新選組!>義経>巧妙が辻
全体的な好みは、新選組!>巧妙が辻>義経
といった感じ。個人的には。 描かれ方が広く浅くだった『義経』、狭く深くだった『新選組!』に比べると、『巧妙が辻』はその真ん中くらいかな。
どの大河も絶賛ホメちぎりたい所もあれば、ダメ出ししたい所もあるわけで。 組!のダメ出しポイントはロケの少なさ・スタジオ撮り集中&CG攻撃に尽きる。 義経は、人物描写の浅さ(源氏側)と最終回等の妙な演出。(ハリボテ弁慶とかさ…) そして巧妙に関しては、ダメ出しポイントとしては、ナレーションがその一つかと。 明朗快活なアナウンサーのナレーションだったのと、唐突にドラマの途中でスタジオ解説とかが始まったりして盛り上がりに水を差されることが多かったのが、残念。 『話を遡れば』とかはもう、ネタとして面白かったけどね(笑)
なんにせよ、大好きだった大河がまたひとつ終わってしまったのは寂しいです。 キャスト&スタッフの皆さん、お疲れ様&ありがとう…!!
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