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2007/01/20(土)
スマステいじめ問題特集
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今年は宣言通り大河ドラマ『風林火山』を見ていないわけですが、漏れ聞こえてくる評判のあまりの良さにビックリして、見てないことをちょっと後悔中。 何だか凄いらしいですよ。 ここしばらくの大河が割と戦争描写大人しめ・ヒーロー色抑え目だったところに、血の飛び散る生々しい男性的な描写&ヒーローとのことで。
明後日はちゃんと見てみようかと思ってます。
そして、今頃になって先週のスマステの感想など。
スマスマに続いて年始からいじめ特集。 形式もプチリニューアルしたみたいですね。 それにしても、スマステ6の「6」がとれて「!!」になってたと噂を聞いたけど、あれ、そうだったっけ?(曖昧) まさか3月で終わったりしないよね…? スマステは見始めたのは大河がきっかけだったけど、今ではとっても大好きな番組なので(やっぱり土曜の夜に生の慎吾君に会えるのも嬉しいし)ずっと続いて欲しいなあ。
いじめ問題というのは、とても一言で言い表せるような問題ではないですね。 この繊細で世界規模な問題を語る時は、必ずその人の立場が意見に大きく反映される気がします。 そして、結局は永遠に失くすことのできない問題なんだろうな、と考えさせられてしまう。
もっと慎吾君自身の体験や意見が聞きたかったな。 ゲストが更に増えてしまって、ただでさえ生放送でVTR中心でトーク時間が少ないのに、色んな人が話すものだから、肝心の慎吾君の気持ちがあまり聞けなかったのが残念。 SMAPの香取慎吾でスターだからというよりも、幼い頃から学校という閉鎖的な空間だけではない芸能界というもうひとつの世界を持って育ってきた慎吾君だからこそ、見えるものや感じる意見があったと思うんだよね。 そういうのが聞けたら、(この時間帯じゃあ子供達は見てないだろうけど)悩んでる色んな立場の人や無関心な人にも伝わるものが大きかったんじゃないかなあ。 ヤンキー先生よりも、ここは慎吾君メインでいってほしかったスマステでした。
学校の先生ではないけれど、教育に多少なりとも関わって子供達とも触れ合う仕事をしてきた立場から、私も今週は真剣に見ました。 そこでやっぱり思うことは、まず、「いじめられる子にも理由がある」なんてことは詭弁でしかないということ。 当然、いじめる側や興味の無い人のサイドの。
そして、よく家庭学校地域が連携していじめのない社会を…というけれど、実際のところ「地域社会」の果たしている役割が本当に満足いくものかどうか、ということかな。 何でも「教師」と「親」と「子供(当事者)」だけのせいにしてるけど、学校を卒業して以来学校に足を踏み入れたことのない大人の方が本当は多いはず。 実態にまったく触れずに報道されたものだけ見ている人だって多いはず。 そういう無関心な人だってたくさんいる中での「地域」の力ってなんだろうって思うなあ。
そもそも、学校に拘束されている時間が長すぎて、それが子供達の毎日の全てみたいになっているから、いじめは深刻化するし被害者の子も逃げ場がなくて追い込まれるんだと思うし。 親が子供のことを把握するには学校に預けている時間は長すぎるし、教師が子供達全員に目を行き届かせるには学級の人数が多すぎる。 一人の先生が一度に気を配れる相手なんて、本当のところは十人くらいがせいぜい。 それなら、学校の時間を早めに切り上げて、その分学校以外での子供達の居場所を地域の中にたくさん作った方がずっといいんじゃないんだろうか。
私の以前の職場の子供達は、学校の先生の悪口から友達との関係での悩み、成績のこと、恋愛の悩み、テレビの話、本当に色んなことを話してくれた。 隣に何気なくやってきては、何するわけでもなく他愛ない話。 精神年齢の幼い私なんかは友達感覚でワイワイお喋りしてたけど、やっぱり時々ふと気付かされるんだよね。 同年代の友達相手に話をしているのではなく、あくまで大人相手に話を聞いて欲しくて彼らが喋っているのだということに。
つまり、私の立場は一応そこで「せんせい」と呼ばれてはいたけれど、彼らにとっては学校の先生でも親でもないからこそ気軽に言いたい放題言える相手、つまり「近所のお姉さん」的な存在だったんだろうなーと。 そんな「近所のお姉さん」「いとこのお兄さん」的な気軽さと親密さで話せる大人が子供達の周りにもっといれば、学校という閉鎖的なたった一つの空間で起こる事件だけに悩まなくてすむんじゃないかな、と思う。 事実、私は子供の頃、そう思っていたので…。 そういうのが「地域」の果たすべき役割なんだよね、本当は。
ただし、私の仕事ではやっぱりあくまで「仕事」だったので、必要以上に子供達と仲良くなると「ほどほどにあしらって」とか上司にいつも言われてましたね。 そういうのが嫌で嫌で堪らなかったんだけど。
高校で教えたこともあります。 とりあえずは幼稚園児から高校生まで一通りは関わってきたので、いい経験をしてきたのかも。 私は教壇に立っても、ヤンキー先生のような熱血教師には絶対になれないと思う。 それだけ強気で自分の人生を教科書に人を諭せるかといえば、とてもとても。ありえない。 でも、歳の離れた妹がいるのもあってか、子供達のいいお姉さんになることは出来ると、それだけは自信を持ってる。
大人の目線、そしてやっぱり自分のいる立場からでしか語ることは出来ないけれど、今現在、いじめ問題について思うのはこういうことかなあ…。 あつーくなればなるほど、文章も無駄に長ーーくなる傾向が(汗)
とにかく、三つ子の魂百まで。 三つ子とまではいかなくとも、子供の頃に受けた傷跡は一生残るのは確か。 自分の中にも心当たりはたくさんありますね。 傷つけられたことも、きっと人を傷つけてしまった出来事の記憶も。 自分が人のトラウマになってしまうような、そんな生き方だけはするまい…と、心に固く誓う小心者の貝殻でした(汗)
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