|
2005/03/17(木)
新聞載るのはいいけれど
|
|
|
今朝抜海港のアザラシの話題と写真が北海道新聞の、なんと一面に掲載されました。まあ掲載されること自体は別に悪いことではないんだけど、マスコミが取り上げた後の一番困ることってのが、新聞にしてもテレビにしても、一番いい状態の映像をのっけるんだよね・・・・・・そのため、マスコミに出た後ってのは、どんな天気であろうと、時間であろうといつでもアザラシはいるって勘違いしてしまう人たちが続出するのが困ってしまうことなんですよね・・・・ 自然のものってのはどうしたって気象条件に作用されるし、100%ってのはありえないことなんですよね。 抜海港の場合、限りなく100%に近い確率で見れることは確かなんだけど、決して100%ではないのです。特に100頭以上ってな数字(それも平均数字なんだけどね)が出てしまうと、いつでもその数のアザラシが見えるって錯覚してしまうんですよね〜でもって紙面の都合からなのか、掲載してくれないことの一つが、上陸しているアザラシが見れる好条件なんですよね。アザラシの上陸は身体を乾かして毛がわりを促進させることが目的ですので、 @ 時間帯は午前中(ただし、吹雪のときは早朝だと港に入れないのでご注意) A 天気がいい(太陽がでてるのが最高) B 風が穏やか C 波が穏やか D 干潮(上陸できるポイントが増えます) つまり逆に言うと、次のようなときは上陸するアザラシは激減するわけです。 @ 午後(アザラシは夜行性ですので) A 天気が悪い(特に雨)(雪のときは影響少ない) B 風が強い C 波が高い(波かぶったら意味が無い) D 満潮 となるわけです。また抜海の場合、蓄用施設の中に上陸しているため、人が近づいて逃げたり、あるいは騒音(車のからぶかし・ヘリコプターなどなど)といった人的要因によってもかなり影響を受けています。また、写真を撮られる方は、午後は逆光になりますので、たとえ晴れていてもいい写真は撮れませんので・・・・肉眼でもバックシルエットになってしまうので、午後はとっても見にくい状態となります。
ここのアザラシはあくまでも自然のものなので(抜海では餌付けはしてませんしするべきではないと思います)、だからこそ価値がある場所なんですよね。そんなことを理解していただけると、私としては嬉しいな〜 だから自然ってのは面白いものだと私は思います。 久しぶりにまじめに書いてしまいました・・・・・ 年に一回ぐらいは私だってまじめに書くのさ(笑)
|
|
|