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2004/12/15(水)
「得る」と「来る」
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後期セメスターが始まり、いよいよ実技も難しくなって きた。毎日何か新しい歌を覚えているという感じだ。 音感が鋭い子は、スワラ(音階)が分からなくても 耳で聞き取ってすばやく覚えてしまう。 むしろ音符でメロディーを追うのは苦手みたいだ。 私などは楽譜があったほうが楽なのだが、先生から生徒へ ずっと受け継がれてきた曲は、楽譜にすると 味気がないように思う。ヴァルナムなどの練習曲は 楽譜どおりに歌うことが大事だが、キールタナや クリティなどのコンサート用の曲は、時間は倍かかるだろうが 先生の歌声を思い浮かべながら、試行錯誤してものに していくのがベストだ。
ところで同級生たちは「(技術が)まだ来ない」とか 「そのうち出来るようになる(来る)」 出来るようになると「来た!」と、「来る」という言葉を 頻繁に使う。つまり、練習していればあちらから やって来るいう意味なのだが、こちらから「得る」 という感覚ではないのだなあと不思議に思った。
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