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2004/12/20(月)
CHENNAI SEASON 2004-2005 その2
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朝は眠い目をこすりつつ、カルナティック音楽界で 有名どころの「ボンベイシスターズ」のレクデモに参加。 小さいころから2人でずっと歌ってきただけあって 阿吽の呼吸でレクチャーをしてくれた。 テーマは「類似したラーガの比較」 と訳すと難しいようだが、 様は同じ親ラーガから派生した2つの子ラーガ の雰囲気がいかに違うかとか、歌い分けるテクニック を披露してくれるもので、大変参考になった。 連日のコンサートにもかかわらず、熱心に後進を育てようという 意欲に感心した。
午後は2つ歌のコンサートをハシゴし、くたくたに。 O.S.Tyagarajan... 大御所に近い男性歌手で、早く歌う技術より 長ーい間息つぎをしないで音の美しさを表現していた。
Sudha Ragunathan...北インドでも名が知られている(と聞いた) 海外ツアーも盛んにこなす超一流女性歌手。 賞の数はすごい。にもかかわらず、気さくな方で、 コンサートが終わって舞台に挨拶ににいくと気軽に応じてくれる。 技術はもちろんのこと、舞台での堂々とした歌いっぷり がすばらしい。
こういう一流歌手たちはこの時期、毎日どこかでコンサートをしている。 マノーダルマ(アドリブの部分)が多いこの音楽を連日続けるのは大変なエネルギーが いると思うのだが、本人たちは余裕しゃくしゃくに見える。
私などこのラーガは何だろうと考えたり、ターラをずっと打っている だけでエネルギー切れ。 コンサートは最高の勉強なので、踊りにしても 観察ばかりして楽しんで見られる事はあまりない。
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