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2004/12/21(火)
CHENNAI SEASON 2004-2005 その3
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3日目になると朝起きられないくらい疲れが残っている。
また朝から「カルナティック音楽における、ポピュラーな演劇音楽」 をいうレクデモに参加。 この教授は知識もさる事ながら、歌唱力もなかなかのものだった。 きっと歌手でもあるのだろう。 いろんなナータカム(演劇)の名前をあげていたが、メモする暇もないくらいだった。 古典演劇ではカルナティック音楽がエッセンスの様なものだ、 といっていた事と、登場人物によってラーガが使い分けられている というのは印象に残った。
夜はマレーシア出身のマーヴィン.クーのバラタナティヤムを鑑賞。 Adiyar.K.Lakshman さんの弟子で、師匠自らナットヴァンガム&ヴォーカル も務めていた。前に来日された折、拝見したが、 その時よりずっとアビナヤが良くなっていた。 メイクのせいか京劇の女形のような印象+頭を剃っていたので オレンジ色の衣装とあいまってお坊さんが踊っているようだった。 ジャティーは超のつくスタミナとのびのびした印象で ジャティスワラム、ヴァルナム、ティッラーナそれぞれ かなりの長さだったが、ほとんど休みなく踊り続ける。 ヴァルナムの後のパダムはシュンガーララサの非常に ゆっくりとしたもので、見せ場では客席が静まりかえって見守る、 という緊張感のあるアイテム。 ちょっとした感情の機微を見事に表現していて、 久しぶりにすがすがしい舞台をみられた気がした。
舞台には劇場のオーナーにより、亡くなられたオリッシーの グルケルチャラン氏の写真が飾られていたが、踊りの種類は違うにしても 男性舞踊手同士として見守っているようだった。
つづく
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