インド日記
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2004/12/23(木) CHENNAI SEASON 2004-2005その5
今朝は南インド音楽3大楽聖の一人のMuttuswami Dikshitarの曲
についてのレクチャーに参加。この作曲者は自分の曲のラーガ名
を歌詞に含むことが多い(ラーガムッドラ)。ムッドラはダンスの場合ハスタがそれに当たるが、印という意味だ。
講演者はB.Madhavanというご高齢の方で、最初は声が出にくそうだったがそのうち朗々とデモンストレーションで歌ってくれた。
30曲ほど(全部ではないが)歌ってもまだ続けそうだったので
さすがに主催者がそろそろ終わりにしましょうかという合図
を出した。

夜はMalavika Sarukkai のリサイタルに行く。この方はインド人だけでなく外国の
人にファンが多いように思う。私もご多分に漏れずファンなので期待して行った。
ヴァルナムはラーガマーリカでマラヴィカさんでなくては踊りこなせないような複雑なターラを駆使してあった。
この人は自分の魅力を最大限見せることをよく知っているので、
人が振りつけたものはあまり踊らないように思う。ポーズなんか
寺院の彫刻そのものという感じだ。横から、斜めから、顔が一番
きれいに見えるところでぴたっと止まる。
歌手のM.S. Subbulakshmiさんの追悼のため、後半演目に彼女の十八番である「Bavayami」(ラーガ Yamankalyani)に振付けて踊った。
このラーガは「クリシュナニーベーガネバーロー」と同じといったらわかる人も多いかと思う。
ラサはVatsusariya Sringara(母親の愛情)で、マラヴィカさんの別の魅力が見られた。

そして「ハヌマーンとラーマの最初の出会い」というようなアビナヤアイテムを踊る。
主人公が猿なのでジャンプがたくさん出てきて、スタミナは大丈夫かなあと心配たが、かなり息切れはしていたもののすばらしいBhaktiラサが見られた。
マラヴィカさんのハヌマーンは再演らしいが(入野さん談)、貴重なものを見られた。

そしてさらにティッラーナ。着替えもなしで1時間半
踊り続けていた。

この方はシャープな動きだけでなくアビナヤもよく研究されているので見ごたえがあり、見終わった後「ああよかった」と毎回思える。


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