インド日記
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2004/07/30(金) 不思議なこと
またバスの話になるが、前に書いたように、バスで席を譲り合うことは滅多にない。しかし、荷物を座っている人に預けることが
できる権利があるらしい。どんなに重いスクールバッグでも、床におかずに膝に置いてくれる。
こちらでは男女の交際がまだまだ公には見られないし、知っている人でも男性に女の子から話しかけることは
あまりない。先生でも恥ずかしがって話さないくらい。バスも席が分かれていることが多いのにもかかわらず、
女学生が知らない男の人に、荷物をさっと預けるのはとっても不思議だ。
ちなみに網棚はあっても使われない。スリが多いのだろう。
インドの人は自分の足が人に触れると、あごに手を当て、神様に祈ってごめんなさいという仕草をする。バスの中で足を踏むことは頻繁にあるので大変だ。教科書を踏んでしまったときも
必ずする。教科書を床に乱暴に投げるのはなぜ?

2004/07/29(木) バス話
車掌さんはバスに人が乗ってくるたびにバスの中を行き来して切符を売り、切る。人の顔はすぐ覚えるらしく、どんなに混雑していても間違えない
のはあっぱれだ。停留所では降りる人がいないと、乗る人が1人くらいの場合はそのまま通過することが
多い。待っている人はかわいそう!人が乗り込んでくると金属製の指輪のようなものでバスの天井をゴンゴン
と叩き、チケット持ってない人はいないか!と怒鳴る。始発の停留所では物売りがさっと乗り込んできて、
独特の掛け声で巧みに短時間で物を売る。きゅうりの束(マサラをつけて食べる)、櫛、水(小さいビニールパック
に入ったミネラルウォーター)、ムルックという揚げ菓子(おかきのような味)など。時々強烈な修行をしている人
が、お布施を頼みに来ることがある。舌に三叉戟のミニチュアを刺して舌を出したままにしている人を見たときには
そこまでするのか…とショックだった。

2004/07/28(水) 同級生は15歳
一番年下のスバーシニはやせっぽちだが目がすごく大きくてかわいい。いつも遠くからじっと見ていて、目が合うとアイコンタクトで
(何?)と聞いてくる。むしろ私が聞きたい。ネックレスをかむのが癖らしい。私からするとなんて不衛生な!と思うのだがこちらではペン、爪など大人でもよくかんでいるのを見かける。
癖といえば貧乏ゆすりをする子がすごく多い。テストのときとか机が揺れるからやめてほしいのだが誰も注意しない。
16歳のスワルナはリカちゃん人形のように目がパッチリしていて愛らしい背も高くて足がすごく長い。だが歯並びがとても悪くて
ちょっともったいないかも。彼女に年を聞かれて答えたら、「私のお母さんと同い年」と言われた!
そうか、そんなにギャップがあったとは…そうだよね…としばしショックを受けていた。
私が40歳ならびっくりしないけど。しかし彼女のお母さんは16歳で結婚してお兄さんが2人いるということだから、最低でも34歳のはずでは?
それからはママと呼ばれている。やめてくれ。でも16歳で結婚するのは、インドでもよほど田舎でないとあまりないと思うのだが
大体の子のお母さんは20歳くらいで結婚しているという事。もう一人のガーヤトリーを含め15,6歳組は3人。
ちなみに学年でも一番声がよく出るのはこの3人。
後は18歳〜21歳がほとんど大学を卒業してから入ってきた子が多い。
27歳と29歳が一人ずついるのもわかった。こんなに年にばらつきのある学校は日本では夜間学校ぐらいではないだろうか。

2004/07/27(火) 同級生たち1
カライッチェルヴィ…私の最初の友達。美人だがいつも大口を開けてしゃべっている。年を取ったら肝っ玉母さんのようになりそう。家はクンバコーナムの近くのとても自然の美しいところで、近くに花を栽培している畑があり、バラが咲き誇っていた。
牛が2頭いてミルクを売るのを副業にしている。音楽の才能は普通というところだが、音痴ではない。ちなみに彼女の
本名はイサイ(音楽)だそう。
スッカンニャ1…彼女はシスター(教会の)の卵で、その制服を着て通っている。インドでは珍しくない。
これからの人生白か灰色の制服のみで寂しくないのだろうかと思ってしまう。開口一番、ジーザス(キリスト)は好きか?ときかれて面食らった。ケーララ出身で、おおらかな自然の中のびのびと育ったのだろう、と思わせる人柄。
シスターでなかったらいろいろな才能が発揮できそうなのが少しもったいない。音楽はクラシック以外の曲(映画音楽とか
ゴスペルとか)のほうが得意。
ゴーマティ…いつも少し悲しそうな顔をしている。顔立ちがすごくすっきりしていてどことなく日本人系。入学して程なくお父さんが事故にあって(腕を怪我して1ヶ月静養)ますます悲しそうになってしまった。家は余り裕福でないらしいが、お金に困っても絶対に人に頼りたくないというのが伝わってくる。人一倍練習するのに、難しいことになると間違えるのが怖いといって、やらないのが歯がゆい。(つづく)

2004/07/18(日) ファッションチェックが厳しい
日本も猛暑で大変な夏になったようだけど、
こちらも毎日これでもかというほど太陽が照り付けてくる。
帽子をかぶっているのは私だけ。どうかしてるんじゃないの
かと思うけど、サリーに帽子は似合わないか。
みんな強いなあ。でもインドのお年寄り(過酷な人生
を送ってきた階級の人は特に)のしわしわ度
は半端じゃない。人間の皮膚とは別のものという感じ。
象の皮膚を思い起こさせる。
サリーは仕方が無いからまとっているにすぎなく、
中にブラウスも着てない。ほぼ裸同然。
それは置いといて、インドの女の子たちは身なりにうるさい。
その服が高級とか綺麗かというのは別にして、
すごくきちんとしている。
上から、油でなでつけた三つ編み、ジャスミンなどの花飾り、
金のイヤリング、ネックレス、額にビンディ、クムクマム(赤い粉)、バングル(腕輪)、きっちり着たサリー、
アンクレットなど。特にネックレスをしてないとすぐに注意される。ビンディをつけてないとつけられる。
サリーが着崩れていると教室のすみに連れて行かれて
着付けなおされる。小姑が何十人もいるみたいで
もうほっといてといいたい。
学校はかなり田舎にあるため私は珍しい動物扱い。
笑いかけられても笑い返す気力も無い。
日本人は無愛想だというレッテルを貼られるかもしれない。
一人暮らしをしていることがわかると矢継ぎ早に質問の嵐。
おかげで決まり文句のタミル語はわかるようになりました。

2004/07/17(土) 授業
ここは大学(カレッジ)なのですが、
専門学校のようなもので、休み時間がまったく
ありません。1時間目から5時間目まで
びっしり、毎日同じ科目です。
ヴォーカル、ヴィーナ、理論、英語、タミル語
またはサンスクリット語。
毎日順番が違うだけで同じ先生と向きあうので
すごい進み方が早いです。
語学以外は教科書は任意なので、みんな
手書きで本を写しています。
その手間がのちのち、身につくのかもしれないですね。

2004/07/16(金) ボロ雑巾のように
朝のバスの込み具合は尋常ではない。
乗り込んで10秒でもみくちゃ。手すりにつかまりたく
無いけど、つかまらないとこわい。
ドアが無いので中から道路が丸見え。かなりスリリング
な上、みんな押すな押すなの大騒ぎだ。
図々しくならないとのれないという至極単純な
ことなのだが、ちょっと日本みたいに隙間を空けて
通らせてあげるともう自分が押し出されてしまう。
子供も5キロはあるかという大きいかばんを背負って
よいしょよいしょと乗り込んでくる。
席が男女別れているので余計に大変だ。車掌が
行ったり来たりしてるし、大音量で音楽は流れてるし、
額から汗が吹き出るしで学校についたころには
結構いい運動になっている。
家に帰るとほっとする。

2004/07/15(木) びっくりしたこと
台所の鍋つかみの中からヤモリが出てきたこと。
外を見ていたら大きいトカゲ(エリマキトカゲくらい?)
が走っていったこと。
学校のトイレに水も無いこと(インド式トイレなのに)。
学校の寮は劣悪な環境です。私が行っている学校
の敷地内にもう一つ学校があり、その人たちが
主に住んでいるのですが、もう言葉では表せないほど
ひどいです。同級生はいませんが、やはりみんなまだまだ
子供なんですね。服を洗うところで用を足しているとこを
見たときはここはどこ?とショックを受けてしまいました。
羞恥心は無いらしいです。というか、そうしないと生きていけないのですね。政府下(つまり国立)の学校は安いから
私立の学校に入れない環境の人が多いので、みんな質素です。
昼ごはんは栄養なさすぎ!です。ベジタリアンっていっても
米だけではねえ。
でも、みんなではないですが気立てのよい純粋な人
が多く、いつも好奇心の質問攻めにあっています。

2004/07/11(日) 第一日目
一日目から大遅刻。家から1時間半かかることが判明。
明日からもっと早く起きないと!バスを2つ乗り継ぎ、
田園を眺めで凸凹道をひたすら行くと学校に着く。
と言うのは簡単だが、すでに炎天下の中、混んだバスの中
で汗だくになっていくのでこれは大変だ。
色が違うだけでじろじろ見られるのはいつになっても慣れない。
ただ、ここでは毎日サリーを着るのだが、パンジャビを着ている
時より見られないことを発見。シルエットで判断するのかなあ。
サリーはど暑い。学校は窓にガラスもない伝統的な校舎
なのでエアコンがあるわけもなく、みんな汗をフキフキ授業
を受けている。先生には絶対服従、上下関係も厳しいよう。
私の年齢はまだばれてないのでみんな少し年上にしか
思っていないようだ。
すごく音楽が好きで才能がありそうな
子となぜこの学校に入ったのか?と思うくらい音痴な子もいる。
途中で結婚して退学する子も珍しくないようだから、
音楽を仕事にするために入る子はまれなのだろう。

2004/07/06(火) 晴れて在印日本人です
チェンナイの総領事館(「地球の歩きかた(別冊ですが)」の地図は新しいと思うのだけど別の場所に引越ししてましたよ〜)
にいって手続きを済ませてきました。
建物の中は広々とした庭があって、順々に違う部屋に通されるのが
ものものしくて面白かったです。
最終的には領事さんの面接?をうけ、完了。
それまで窓口はすべてインド人の方だったので、
えー、日本人のいない総領事館?と思っていましたが
取り越し苦労でした。チェンナイには113名の日本の方々がいて
いろいろなイベントもあるそう。私は8時間も離れた場所に行くので参加できませんが。

待合室にはなぜかインドの方がいて(おそらく日本に行くための手続き?)テレビでは「お母さんといっしょ」が流れているのが不思議だった。

不思議といえば、マレーシア空港のCD屋さんで見た
日本の歌手コーナーで...。
誰のセレクションなのでしょう?近藤正彦、木村佳乃(歌うんですね)
深田恭子などが目に付きました。
浜崎あゆみとかあったかなあ。好みが違うんですね。

7月絵日記の続き


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