インド日記
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2004/09/25(土) 健康診断
学校の友人たちはほとんど英語で話さないので、
タミル語で先生が話したことを皆は当たり前に
知っていることを、あとで知ることが多い。
健康診断も突然だった。炎天下の中、先生の誘導で
病院まで歩くこと20分。
椰子の木が茂る中、小さいが設備はそれなりに整った
病院があった。
1年生全員ではなく、B.A.コースの人たちだけが受ける
のは不思議な気がしたが、ディプロマ(語学なしで
音楽のみ習う人達)コースの人たちは、大学の生徒
とは見なされないので、健康診断も受けないとのこと。
健康診断といっても体重、身長、血圧、心拍数、目などを
見たほかはお医者さんによる問診のみだった。
その問診が、「本当に悪いところはないか」
と3回くらい聞かれるので、言うほどのことではなくても、
「そういえば貧血です」と答えた。
貧血の人はあまりいないのか、目眩のことと勘違い
されたらしいが、たいしたことありませんと言ったので、
「ノーマル(正常)」と書かれた。
この健康診断でもらう薬は「ただ」とのことで、皆ここぞとばかりたくさん薬をもらっていた。寮の子達にすれば、いつ何時
病院にかかるかわからないので(お金がかかるので)、
多めにもらうようだ。内容は主に頭痛薬、風邪薬、目薬それにビタミン剤のようだった。ベジタリアンの人たちは栄養が偏るので
ビタミンが不足するようだ。
よくビタミン入りという表示を見る。日本でもおなじみだが、
ミロ(インドではマイロという)のようなチョコレート味の飲み物
や、インスタントラーメンにもビタミン強化と書いてある。
ところで、身長計測器はなく、
「柱のきーずはおととーしの〜♪」のように
昔懐かしい、柱に背中をまっすぐつけて定規で
頭の上を押さえたアバウトな計り方だったため、
5センチも(!)身長が低くなっていた(涙)。
そのあと、みんなで身長体重を大声で公表しあうのも
おおらかというか価値観の違いはすごいなあと
思った。

2004/09/24(金) 誕生日の習わし
前から不思議に感じていたのだが、こちらでは誕生日というと
新しいサリーを着て、髪型も少しおしゃれにして
キャラメル(いわゆるバタースカッチキャンディ)を袋いっぱい
にもって、先生や、友達に配る習慣がある。
日本では誕生日の人がプレゼントをもらうんだよ、と言ったら
でも先生のところに行くとき何もないと失礼でしょ、
と言われた。
両親はもちろんだが、先生に対する尊敬の念というか
ブレス(恩恵)をもらうことが第一と言う考えが、まだまだ
強く残っているらしい。
年配の人の足に触って(丁寧にするときは五体倒置)、
頭に手を置いてもらって、ブレスをもらうことは
インドでは根強い習慣なのだ。

2004/09/20(月) 所変われば
「好きな食べ物は何?」と聞かれて、答える前に「わかった!
ヌードル(麺)でしょ」といわれることが多い。
「いや、あまり麺は食べないんだけど…」と答えるのも面倒
なので、「そ、そうですね」と言っておく。
なぜ、日本人は麺を食べるというイメージがあるのか?
それは、日本が世界に誇るインスタントラーメンの脅威
がインドにも浸透しているからだ。某ラーメンの有名会社
ニッ○ンの「トップラーメン」はもう何年も前から定着しているように思う。
もちろんカレー味。日本のカレーラーメンとは全く異なるが、
スパイスが本格的なので大人でも十分楽しめる。
私はインスタントラーメンはあまり食べないのだが、
一度食べたらなかなかいけたので、時々買っている。
ベジタリアン用に、ほとんどのラーメンにはベジ印(日の丸を緑にしたようなマークのこと)が付いているが、他にチキン味
もある。
さて、ラーメンというと出汁、スープがおいしいかどうか
が重要なポイントだと思うが、インドのラーメンには汁がない。
つくり方自体、水はちょこっとしか入れないので、出来上がりは
まあ炒め麺とでも言えばよいか、そのような雰囲気だ。
当然すぐ食べないとくっついてしまう。
ラーメン通の人には食べられないかもしれない。
何故汁がないかというと、手、またはスプーンで食べるからだ。
麺は長いままにしないで、つくっている間にどんどん短くしてしまう。また、なんと、弁当にこの麺を持ってくる子もいる。
最初はええっ!と思ったが、スパゲティサラダだって同じようなものだなあともう何も驚かないことにした。
他に日本の食品メーカーで名前がまんま通っているのは
味の○だ。この調味料をインドの炒め物などにパッパとふりかけるのは意外な気がするが、これもインドの主婦たちに愛用されているらしい。

2004/09/11(土) バジャンの日
この学校は毎週木曜日、授業終了後に1時間バジャンを歌う。
ナタラージャの像にお香とランプをお供えして
みんなで座るのだが、家が遠い人(私も含め)は
いつ帰るか相談しながら、上級生の様子を窺っている。
全員参加なのだが歌うかどうかは任意なので、歌に自信のある人が何回も歌うことが多い。
毎週この時間のために新しい曲を仕入れてくる子もいる。
バジャンは他の人も倣って一緒に歌うが、独唱はただじっと聞いている。私も1回歌ったが緊張してしまった。
ところで、第2語学としてサンスクリットをとっているのだが
実は私一人で、他の人はまず選択する余地がないようだ。
1学年の人数が少ないのでタミル語(タミル文学)
を半強制的に受けることになる。
1ヶ月受けたが全くついていけなかった。
ということでサンスクリットは学校外まで習いに行っている。
そこは、タンジャーウールの昔からある地域らしく、
路地が複雑に入り組んでいて、家々もなかなか趣がある。
夕方になるとお寺に行く人で賑わい、夕涼みを楽しむひとが
家の前に座っている。ただ、下水の整備がないらしく
かぐわしいにおいだけが玉に瑕だ。
そこらへんの家々からバジャンまたはお祈りの歌が聞こえてくる
のもいい感じだ。

2004/09/06(月) 点数の謎
ここの英語の先生は毎日テストをする。この学校に限らないらしいが、とにかく授業の内容が進むのが早い。テストの内容は、ただ丸暗記をするだけなのだが、あまりつめこんだので、ついに頭痛までおきるようになってしまった。思えば、こんなに切羽詰って暗記をすることが久しくなかったので、頭が飽和状態になってしまったらしい。
月末テストは、なんと教科書半分くらいを丸暗記して、2,3時間かけて書く。それでも足りないらしい。私はB.A.を卒業しているので第一語学の月末、期末テストは免れた。
なお、タミル文学のクラスはなんと4冊分の本が範囲と聞いた。
なんと無茶苦茶な…。記憶力がすこぶるよい人だけがよい点数を取ることができるということか。
自分の意見を書くというようなことは一切ないが、どれだけ一生懸命覚えたか一目瞭然なので、この方法が点数をつけるには楽かもしれない。
音楽理論テストは語学のテストとは異なり、問題は一つだけだった。15くらいの専門用語の解説を覚えることが範囲だったのだが、それらの専門用語を使ってエッセイを書け、というものだった。それを真に受けてがんばってエッセイを書いていたのだが、うんうん考えている間に時間がなくなってしまった。専門用語は3分の2くらい書いた。
他の子たちの答案をみてびっくり、エッセイではなく専門用語を
丸暗記したものを書いているではないか。どういうこと?
と呆然としていたが、答案が返ってきて、どちらでもいいということがわかった。私よりたくさん書いた人でもあまり点数の良くない人もいれば、図や例を多く書いた人は点数が非常に高かったりと、なかなか予想の出来ない結果に終わった。
なお、毎日の英語のテストは15点満点なのだが、完璧に書いても5点が最高らしい。よくわからないのだがみんな何も言わない。
月末テストは緊張感の漂う中行われるが、始まる前に白紙
が配られ、先生のところにみんな集まって、先生が問題を読み
上げるのを必死でメモする。そのときに点数の配分もメモする
のが不思議だ。答案の書き方も様々。ううー

2004/09/05(日) !マーク
インドの人の驚き方は様々だ。映画に出てくるような
感じとは別に、ローカルごとにいろいろあるような気がする。
以下、私の勝手な訳だが

まさか!orそれは大変!他=アイヨー!
かわいそうにorそれはないよ〜他=アチョチョ〜(表情も独特)
疲れたとき、驚きの表現=アッバ!

そうですか=アッパディヤ〜(これは通常言葉)

最初はなんとなく恥ずかしかったが、慣れると便利なものだ。
また、日本語と似ていて大変重宝している表現が、

〜だよね?=〜ダネー?、〜ダナー?またはダーナー
これは強調する言葉がにごったものらしいが、
頻繁に使える。


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