インド日記
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最新の絵日記ダイジェスト
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2009/01/07 長い眠りから覚め
2008/03/20 高貴な役者魂
2008/03/19 止まらない
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2005/01/31(月) 露店2
チップス屋

2005/01/30(日) 露店1
この地域の音楽メインイベントである
パンチャラトナクリティの会場は露店がひしめき合い、
美味しそうなにおいが漂っていた。
大きい大きいチャパティ屋。

2005/01/29(土) ティヤーガラージャアーラーダナー(続き)
タミルナードゥー州タンジャーウール近郊にある
ティルヴァイヤールで、毎年開催される
作曲家ティヤーガラージャの慰霊祭に行ってきた。
私が行ったのは18時ころだったが、朝からずっと
ありとあらゆる歌手、演奏家が20分刻みで
歌い、演奏している。2つステージがあって、
片方で歌っている間に、もう片方が準備をするという
せわしないものだった。
チェンナイからははもちろん、ムンバイなどからも一流歌手
がこのために来ていた。
隣接のお寺(もちろんティヤーガラージャを祀る)
には長蛇の列がつくられ、南インドの方たちの
音楽に対する関心の高さを改めて感じた。
20:00までいたのだが、私が大ファンの
スダ・ラグナタンの公演はは夜22:30からだと言うので
泣く泣く帰ってきた。
なんと全ての終演は夜中の24:00。
やはりスクーターで真っ暗な田園を帰るのは怖い。

2005/01/26(水) Republic day
個人授業の音楽の先生がタミルナードゥー州で
賞(褒章)をいただくことになり、その授与式が
朝7時半からあるというので行った。
こんな朝早くに誰も来ないんじゃ・・・と思ったら
なんと大きなグラウンドにたくさんカラフルなテント
が張ってあり、大勢の人がすでに着席していた。
知らないで来たが、今日はリパブリックデイの
記念式典なのだった。雰囲気的には園遊会のようだった。
楽隊による演奏と軍隊の行進を見て、
きっとダンスでもあるんだろうなと待っていたら、
「もう終わりだよ」といわれた。
やはり津波のことで今年は自粛したとのこと。
写真はその行進の模様。
テレビでは「ボンベイ」を放映。

2005/01/24(月) ティヤーガラージャアーラーダナー(慰霊祭)
ティヤーガラージャはカルナータカ音楽(南インド古典音楽)
でおそらく一番人気の高い作曲家だ。作曲家といっても同時に
詩人であり、人々に尊敬される聖人でもある。
彼の慰霊祭は毎年この時期、ここタンジャーウール近郊の
ティルヴァイヤール(私の学校のある場所)をはじめ
世界各地で南インドの人々を中心に行われている。
この時期ばかりは田舎のこの町にも、世界各地から
ファンが来て、大変な人ごみになる。
ティヤーガラージャは690曲のクリティ(音楽形式の名)
を残し、それらは主にテルグ語で書かれているが、どの歌手の
コンサートでもいつもトップの頻度で歌われている。
そしてパンチャラトナクリティ(5つの至宝)
と呼ばれる5曲セットのグループクリティが大変有名で、
これらは慰霊祭でよく歌われる。
ティヤーガラージャの信仰していた神様はラーマ
つまりヴィシュヌ神の化身で「ラーマーヤナ」の主人公だが
彼の曲はほぼラーマについて歌っている。
その時代は信仰心から自然に曲と詩を作り出すのが普通
だった。
彼と同時期の18世紀半ばに、タミルナードゥー州のティルヴァールールという同じ場所に生まれたムットゥスワーミ・ディークシタルとシャーマ・シャーストリ、それぞれすばらしい特徴のある曲を書いているので合わせて3大楽聖と呼ばれている。

2005/01/21(金) ことわざ
サンスクリットのテキストにはたくさん格言が出てくる。
大体パターン的には、人間を正しい道に導くもの、
怠け者は価値がないという例をあげるものなど
世界各国のことわざ、金言、格言と同様のものだが、
きつーい言い方のものや、自分の感覚では疑問に思うもの
もある。
怠け者や、人に頼る者を「世界の重荷」とか
英語でいうところの「fool」、「(生きる)価値がない」など
ここまで言うかな、と思ってしまう。
他にインド独特のもので目を引いたのが
「インドに生まれることは稀だが、もっと稀なのは
未だに人間としてそこに生まれることだ」
というもので、しばし考えてしまった。

2005/01/19(水) ごはん
ポンガル祭に限らず、ごはん物のポンガルは
朝食に食べるが、この収穫祭に特に食べるのは
米と少々の砕いた豆とミルクを炊いて、
砂糖キビ糖、カルダモン、カシューナッツ、レーズン
などを入れた、サッカライ(砂糖)ポンガルだ。
これを呼ばれた各家で頂くのだが、最初はいいが
もう3件目くらいになると結構ですという感じだ。
甘いごはんが好きな人はいいかもしれない。
他に、ありとあらゆる野菜を入れたカレーをつくり、
今年の豊作を祝う。この時期はサツマイモ、冬瓜
などが特に店に出回っていた。

2005/01/16(日) マートゥ(牛)ポンガル 続き
村では早朝に牛をモチーフにしたカラフルなコーラムを
描き、牛にデコレーションをしておく。
土で作った簡素だがかわいい神様にマンゴーの葉っぱ
や花を供える。
夕方、前日ポンガル(お粥)に使った壷にココナッツの殻
などに火をつけて入れ、壊す。これは厄除けの意味。
家の前のポンガル用かまどで牛のご飯と、後で撒くための
粥をつくり、バナナの葉の皿に乗せてひとしきりお祈りをした後、牛にオイルとクンクマム(赤い粉)をつけて
ご飯を食べさせてあげていた(嫌がっていたが)。
そのあと。金属のお盆と棒切れをたくさん持ってきて親戚一同が一列になったかと思うと、
「ポンガロー、ポンガル!」とガンガンそのお盆をたたきながら
大声で言いながら輪になって回り始めた。しばし呆然としてしまったが、お粥を撒いているのを見て、節分と似ているなあと一人で感動して見ていた。
明日は牛捕まえレースと、少女のためのポンガルだそうだ。
残念ながら見られないので、また来年に期待。

2005/01/15(土) マートゥ(牛)・ポンガル
昨日のポンガルは太陽に感謝して農作物の奉納を
する日だったが、今日は日ごろ牛車を引いたり
ミルクをくれる牛に感謝するポンガルだった。
(ポンガルとは稲の意味らしいが)。
知り合いの実家がパットゥコータイに行く途中に
ある村で、ちょうどマートゥポンガル
を見に行くというのでついて行った。
タンジャーウールから1時間ほどバスで南下したが
また広々とした田園が続いていて、景色のよい場所だった。
途中、翌日に行われる牛フェスティバル(牛を捕まえるレース)
に参加させる牛が続々と連れて行かれていた。

2005/01/14(金) ポンガル
ポンガルは南インドで主に行われる祭りで、マカラ・シャンカランティとも呼ばれる。
この日を境に太陽は6ヶ月間北方向へ動き出す(マカラ宮は山羊座)。
一番初めに収穫したものを神様にお供えする−というのが
メインだが、隣人、使用人などを招いて食事を振舞ったりする。
前夜から家の前はきれいに掃き清められて、いつもより手の込んだコーラム(石を砕いた粉で描く吉祥紋様−現在では何の絵でもいいらしい、カラフルな粉も使う)が描かれる。
町にはサトウキビ、グリーンバナナ(ポリヤルやクートゥーなどに使う。芋と同じような食感)生姜(葉つき)売りなどが見られる。
ポンガルはカルダモン、ココナッツなどを入れた甘いお粥だが
特定の壷に入れて供される。それに象徴的な飾り(葉っぱなど)
をつけて家族の繁栄を祝う。次の日には牛に飾りをつけて、日ごろミルクをくれる
いことに感謝してプージャ(お祈り)をするとのこと。
ここでは「ポンガロー・ポンガル!」というが
カルナータカでは「シャンカランティー・シュバーシャヤ!」
だった。

1月絵日記の続き


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