|
2005/02/15(火)
ナーラーヤナ・ティルタ慰霊祭
|
|
|
ここタンジャーウール近郊は多くの伝説的作曲家(楽聖)を輩出しているため、その慰霊祭が多い。 さまざまな音楽家が訪れ、その作曲家(楽聖)のナンバーを歌う。ティヤーガラージャの慰霊祭は世界的に有名だが、彼より 1世紀以上前(17世紀前半)に活躍したナーラーヤナ・ティルタの慰霊祭は、知る人ぞ知るひっそりとしたものだった。 この地の識者たちが苦労してスポンサーを見つけ、毎年行っているらしい。 でも、彼の偉大な作品、舞踊劇「クリシュナ・リーラ・タランギニ」(直訳すると「川でのクリシュナの遊戯」)は 非常に有名で知らずに見ている人も 多いかと思う。バラタナティヤム劇の十八番の一つといえる。 ヴィシュヌ神のアヴァターラ(10化身)の話に始まり、 最後ルクミニとクリシュナの結婚で終わる、長編劇だ。 彼はまた、かの有名なジャヤデーヴァ(12世紀)の 生まれ変わりと言われている。 ジャヤデーヴァの「ギータ・ゴーヴィンダ」はアシュタパディとしてインド舞踊で人気のある作品だ。 昨日は式典のあと、珍しいバジャン、ナーマ・サンキールタナ を聞くことが出来た。これは神様の名をメインヴォーカルが 唱えたあと観客が繰り返すというもの。 最初「ラーマ、ラーマ、ラーマ・・・・・・」と 言っていたので、まさか1000回唱えるというものか? と思っていたら次々にいろんな曲を披露。 全国ラジオ放送局も来ていて、「カニヤークマリからカシミールまで放送されるんだ」と主催者の人が誇らしげに言っていた。
写真はそのお坊さん兼歌手たちのバジャンの様子。
|
|
|
|