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2005/03/23(水)
政府からの寄付
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先日、たくさんの楽器(ヴィーナ、タヴィル、ムリダンガム ナーダスワラム、シュルティボックス)が学校に届いた。 学校の備品にしては、数が多すぎるし、置く場所がない だろうと思っていたら、これはローカースト(低階級の) 生徒たちに無料で寄付されるとのこと。 ここは政府の管轄の学校なので、授業料も安い上、 環境に我慢さえすればただ同然で寮に入れる。 それでも、なおかつ里帰りをするときの電車代やバス代、 おやつを買うお金、電話代などを捻出することができない 生徒たちがたくさんいる。 楽器を買うなど夢のような話だ。こういう学校で勉強 ができること自体がかなり恵まれているとさえ 感じる。 かたや、お金持ちのお嬢様たちはここの学校に入ることは あまりない。都会の有名大学でも同じコースがあるからだ。 ただ、都会だと住居代、もろもろの雑費がものすごく かかる。 この学校で、カーストの差を感じることは あまりないし、外見からではあまりわからないが ブラーミンの子達が誰、というのを知ったあとでは やはりなんとなく違って見えてしまう。 ちなみに私は「その他・アウトカースト?」に属する。
この楽器の授与式で、「低階級」と公認されて いる子達が全校生徒の前でわかってしまったわけだが、中には あまり嬉しくなさそうな子もいたり、嬉々としている子も いて、複雑だった。
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