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2005/08/13(土)
大御所フルート奏者
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N.ラマニさん。 齢70歳前後(はっきりわからないのだが)ということは 5歳から始めたとして、芸歴50年以上。国宝級。 フルートというと日本では金管楽器のイメージが強いが、 インドでは専ら竹。 竹といっても尺八のような節はみられない。 継ぎ目のない竹のような植物らしい。
フルートは音程が変えられないので、曲に合わせて、 小さいのからとても長いものまで、いつもそろえていなくてはいけない。なかなかお金もかかるだろうなと想像。
もう重鎮の域に達している方は、そこにいるだけで 存在感が違う。全く奢ったところがなく、どうやって音が 出るかとか、外国公演では寒い地方でフルートの音が 出なかったなどいろいろお話してくださった。
そして4曲ほど曲を披露してくださった。 伴奏者は特に連れていなかったが、学校のタヴィル(太鼓の一種、通常は非常に大きい音で祝い事のときに叩く) の先生と演奏したいと言われ、まず聴く事の出来ない 組み合わせだった。私はタヴィルが大好きなので 特に嬉しかった。 練習と経験を重ねて来た芸人の音を聴く事は至福だ。
どうしても余計なことを考えてしまうが、大滝秀治に 動作が似ていると思った。
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