インド日記
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最新の絵日記ダイジェスト
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2006/02/06(月) 王家の末裔
 インドのマハーラージャ(藩王)制はイギリス統治下のとき廃止された。末裔の方たちは依然、高貴なお方として存在し、様々なイベントにゲストとして呼ばれることがある。

 タミルの伝統音楽・舞踊・文学を子供中心に伝えていくという会を聞きに行った際、車から降りてくる、一人にだけ特別にブラーミン(祭事ごとを行うカースト)が縁起のよい品々をもってお出迎えをするのを見た。誰かと聞いたところ、「プリンスだよ」と言われて面食らった。

 タンジャーウールは18世紀まで様々な王朝が繁忙し、最後の王朝がマラーター王朝。大寺院のあるじ、世が世なら傅かれている身分だ。王朝が全盛期だったとき、音楽や舞踊の発展に多大な貢献をしたことで知られている。大作曲家をたくさん生み出し、北と南の音楽家が頻繁に行き来した。

 

2006/02/02(木) 飽きないサンバル
 南インドでもこのところ朝夕はなかなか肌寒く(それでも日中は夏並み)、みんな風邪をひいている。日本で寒いときに食べるのはまず鍋もの、煮込みなどやはり汁物だろう。

 ここでは年中食べるのがサンバルというスープ状のカレー。豆と野菜の組み合わせというのが、味噌汁と非常に似ていて日本人にはとりわけあっていると思う。

 使うスパイスは北インド料理と異なり、カルダモンやクローブは登場しない。仕上げにタマリンドという酸味のある植物(無理に表現するとマメ科だけど、梅干や干しプラムのような感じ)の絞り汁を入れるのですっきりとしている。

 夏は汗をかきすぎるのが難点だけど、スパイスで暑気払いというのはすでに知られている。寒いときはキムチスープのような感じで非常に重宝する。ダール(豆)にもいろいろあるけど、これに使うトゥールダールは安くておいしい。

 このサンバルにはご飯がベストだけど、ウプマ(セモリナを蒸したもちもちした軽食)、イドゥリ(米と豆の蒸しパン)、ドーサ(米と豆のクレープ)、そして日本のお餅(今年試した)にも合う。

 ベジタリアンではなくても、サンバルを毎日食していると特に体力不足になることもないし、やはり豆はえらいと思う。


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