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2006/02/02(木)
飽きないサンバル
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南インドでもこのところ朝夕はなかなか肌寒く(それでも日中は夏並み)、みんな風邪をひいている。日本で寒いときに食べるのはまず鍋もの、煮込みなどやはり汁物だろう。
ここでは年中食べるのがサンバルというスープ状のカレー。豆と野菜の組み合わせというのが、味噌汁と非常に似ていて日本人にはとりわけあっていると思う。
使うスパイスは北インド料理と異なり、カルダモンやクローブは登場しない。仕上げにタマリンドという酸味のある植物(無理に表現するとマメ科だけど、梅干や干しプラムのような感じ)の絞り汁を入れるのですっきりとしている。
夏は汗をかきすぎるのが難点だけど、スパイスで暑気払いというのはすでに知られている。寒いときはキムチスープのような感じで非常に重宝する。ダール(豆)にもいろいろあるけど、これに使うトゥールダールは安くておいしい。
このサンバルにはご飯がベストだけど、ウプマ(セモリナを蒸したもちもちした軽食)、イドゥリ(米と豆の蒸しパン)、ドーサ(米と豆のクレープ)、そして日本のお餅(今年試した)にも合う。
ベジタリアンではなくても、サンバルを毎日食していると特に体力不足になることもないし、やはり豆はえらいと思う。
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