インド日記
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2006年8月
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最新の絵日記ダイジェスト
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2006/08/09(水) 気になる鳥
 スクーターで通学する途中に一面に広がる田んぼがある。今は青々として、暑いながらもすがすがしい気持ちになれる。目に留まったのがこの鳥で、毎日同じ電柱にとまっている。巣立ったばかりらしく、ところどころに白い羽根が残り、声も親鳥を探しているのかまだ幼い感じがする。

 他にもお気に入りの鳥はカワセミで、あまり見られないものの、コバルトブルーがさーっと飛んでいくところは本当に美しい。。

2006/08/05(土) ラクシュミープージャ
 タミル暦のアーディ月は西暦の7月の終わりから8月始めにあたるが、タミル地方の命の根源であるカーヴェリー川に感謝をし、沐浴をする。村はともかく、町に住む人で本格的に川まで行って沐浴をする人は少なくなっていると思うが、プージャ(お祈り)は欠かさない。水道の水も結局は川から来ているのでそれでもいいらしい。

 そのあたりにラクシュミープージャというお祭りがある。ラクシュミー(富と豊穣をつかさどる女神)の像に服を着せたり、念入りに髪飾りをつけたりお花を飾ったりする。期間は5,6日間で最初の日は飾りはせず、1年間しまっておいた像を出し、お菓子の下準備をする。2日目は飾りつけをしてきちんと玄関から招きいれ
1年間その家が安泰であるようにお祈りをする。

 現在はせいぜい5,6種類のお菓子を作るだけだそうだが、昔は32種類のお菓子を各家庭で作っていたとの事。ガスなどないのでかまどで煮炊きしているから、大変な手間をかけていたことと思う。それだけラクシュミー女神への期待(?)は大きいのだろう。

 写真は音楽の先生宅で撮ったラクシュミー女神の像。後ろは見えないけど髪飾りなどは全て手作りで、インド舞踊の人がつける髪飾りをきちんとつけている。その日にクラスがある生徒たちは
女神に関する歌を歌った。

2006/08/04(金) 複雑な心境
 この写真の踊り手は男性で、女性として生きているので女形とは言わないかもしれない。全く自分は気づかなかったのだけど、同級生から彼女は男性だと聞かされて本当に驚いた。よく調べたわけではないので定かではないが、幼少のころから舞踊を習い、普段も女性のサリーを着て生活しているとのこと。この方は本当に女性と見まごうばかりだけど、お弟子さんは明らかに男性の女装、と言った感じだった。

 日中の暑い中野外で踊ったため、滝のように汗が流れていたが表情が崩れることは全くなかった。ステップよりもアビナヤが多く、非常に感情豊かな人だと思った。男性舞踊手は普通男性の格好のまま女性を演ずるけど、この方は最初から女性の格好なので、男性が女性として踊っているバラタナティヤムは初めて見たので非常に貴重な体験だった。

 学校に招待されて踊るくらいだから、公に認められているのだと思うけど、保守的といわれるタミルでしかも男女差別が少なくないところで…と複雑な心境だった。


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