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2006/08/05(土)
ラクシュミープージャ
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タミル暦のアーディ月は西暦の7月の終わりから8月始めにあたるが、タミル地方の命の根源であるカーヴェリー川に感謝をし、沐浴をする。村はともかく、町に住む人で本格的に川まで行って沐浴をする人は少なくなっていると思うが、プージャ(お祈り)は欠かさない。水道の水も結局は川から来ているのでそれでもいいらしい。
そのあたりにラクシュミープージャというお祭りがある。ラクシュミー(富と豊穣をつかさどる女神)の像に服を着せたり、念入りに髪飾りをつけたりお花を飾ったりする。期間は5,6日間で最初の日は飾りはせず、1年間しまっておいた像を出し、お菓子の下準備をする。2日目は飾りつけをしてきちんと玄関から招きいれ 1年間その家が安泰であるようにお祈りをする。
現在はせいぜい5,6種類のお菓子を作るだけだそうだが、昔は32種類のお菓子を各家庭で作っていたとの事。ガスなどないのでかまどで煮炊きしているから、大変な手間をかけていたことと思う。それだけラクシュミー女神への期待(?)は大きいのだろう。
写真は音楽の先生宅で撮ったラクシュミー女神の像。後ろは見えないけど髪飾りなどは全て手作りで、インド舞踊の人がつける髪飾りをきちんとつけている。その日にクラスがある生徒たちは 女神に関する歌を歌った。
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