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2007/03/19(月)
都会と郊外の楽しみ方の違い
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久しぶりに都会のチェンナイに行ってきた。都会と言っても、南インドの都会は北インドの人から言わせるとまだまだらしい。確かにまだまだ街中の様子にムラがあって、新しい大型小売店の中はまるで日本のデパートみたいでも、一歩外に出るとドブの香りがただよう昔ながらの店が立ち並ぶ商店街がある。
しかし最近は超高級ホテルやマンションがどんどん建っていて、家賃はうなぎ登り、反対にお言えばお金さえ出せば非常に快適な暮らしができるようになった。以前はお金を出しても買えないものがたくさんあったことを考えると、中産階級の人々にとっては魅力的な街になってきたのかもしれない。
何と言っても、私が歩いていて誰も振り向かない(笑。外国人が全く珍しくないし、ジーンズにTシャツの若者が多い中、サルワールカミーズを着て、おでこにビンディも貼っている私のほうがおのぼりさんのようだ。食べ物も、イタリアンに中華、日本料理とインド料理以外にも選べるというのは涙もの。
でも10年位前に来た時からチェンナイの川はひどい汚染で、飲み水は絶対にミネラルウォーターしか飲めない。逆に私が住んでいるところはわりと郊外なので、水道の水を浄水して沸かせば日本人の私でも飲める。これは当たり前のようで、非常に昨今珍しいことなのだ。悲しいことだと思うけど。
それくらいの違いがある都会と郊外だが、日本のように全国どこでも便利なコンビニがあるわけではないし、電気も水道もままならないところもたくさんある。昨日参加してきた行事はまさにそんなところだった。私がいる郊外から田舎のほうにどんどんスクーターを飛ばして行くと、コンクリートの家並みがガラッと変わって、土塀にわらぶき屋根の家が多い村になってくる。
そこで半日、青少年や子供たちを中心としたゲームをしたり して交流するのだけど(好きで参加しているわけではなく学校の代表で行った)、そのゲームが目からウロコが落ちるものだった。まずはバナナ食い競争。これはただバナナを食べるのではなく、完全に皮をむいたバナナを手を使わずに上を向いて食べていくというもの。やってみると難しいのがわかると思う(笑。
次は頭にストロー刺し競争。これはストローを本当に刺すというグロテスクなものではなく、女性が髪をまとめている髪と頭皮の間に一分間で何本のストローが刺さるか、というゲームだった。出来上がりは自由の女神のような頭になる。これはなかなか新しい発想のゲームだった(笑。
そして風船割り競争。風船を割れるまで膨らませるといういたって簡単なものだが、なかなか割れないので肺活量がいるらしい。他に、しりとり歌合戦もあった。久しぶりに素朴でくったくのない時間を過ごした気がする。
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