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2011/10/13(木)
サラスヴァティー・プージャー
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4日にインド入り。涼しくなった日本に比べるとまだまだ真夏といっても過言ではない暑さで、汗が止まらない。 合わせたわけではないのだが、学業や芸事に深く関係した行事であるサラスヴァティー・プージャに立ち会うことができた。
前の日記にも書いたかもしれないので簡単に。 9-10月の新月から始まるナヴァラートリ(9の夜)にあたり、9日目には(音楽の先生の御宅なので)自分の楽器や楽譜などを綺麗に手入れしてからサラスヴァティーに祈願する。 この祭礼は各地で行われているけれど、手順や様式はかなり異なる。タミルでは、アーユタ・プージャといって機械類(車など)への安全祈願(?)も同時に行われる。縁起の良いバナナの葉で飾り付けられ、綺麗におめかししたバスやトラックが行き交う。
これに限らないのだが、プージャーはバラモン男性のみが行うため、毎年、わざわざチェンナイから弟夫婦が来て次の日のヴィジャヤ・ダシャミまで滞在し、1日中祭礼モードである。ここまで伝統的に、時間をかけて行なっている家はもうあまりないかもしれない。写真は先生の御宅の台所にある祭壇でプージャーを行なっている様子。
ほかに、人形のひな壇を飾るのが通例になっている。いつからこうしているのかわからないのだが、元々は神様の人形だけだったのが、今では家中にある人形を飾るようになったとのこと。お土産に日本からもってきたコケシを飾ってもらった。この行事のため、タミルへのお土産は人形がとても喜ばれる。
この日は年に1日だけ、本を開いたり楽器をひいてはいけないことになっていて、生徒たちにとって楽しい1日(?)である。街も賑わって大変な活気だった。
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