嘘のようで本当の話
いつも妄想ばかりのタトゥ〜樹が嘘のようで本当の話を書いていきます!
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2006/01/26(木) チョコボール向井
今日もいい話を紹介します!


中1の時
そのころ家から遠く離れた大きな病院に、
手術を終えたばかりの
おばあちゃんが入院していました。

お父さんは忙しかったから
あたしとお母さんと弟で
よくおばあちゃんに会いに行ってました。

その日は天気も良くて、
おばあちゃんも

「よく来たね」

って嬉しそうに笑ってた

あたしも会えて嬉しかった

「お腹すいた?
何か買っておいで」

と言われたので、
お母さんと病院の売店で
当時大好きだったチョコボールを買った。

病室に戻り
「おばあちゃん、
お菓子買ったよ」

あたしはチョコボールを開けた。

すると
銀のエンゼルが見事当たってた。

嬉しかった。

おばぁちゃんも

「良かったね」

って笑顔で言っていた。

わたしはお守りとして
銀のエンゼルをあばあちゃんにあげることにした。

この日は
いろいろ話して帰った。

「また来てね」

っていつもの優しい笑顔で
おばぁちゃんに言われた。


数日後、
あたしが学校から帰ると
弟しか家にいなかった。


「お母さんは?」

「お父さんと病院行ってるよ」

「そっか。もうすぐ退院かなぁ」

なんて話してた。


でも親は何時になっても帰ってこない・・・

部屋でテレビを見てると
弟が走ってきて

「お母さんから電話だよ・・・
おばあちゃん・・・
死んじゃったって・・・」

目の前が真っ暗になった・・・

心臓がドクンドクンってすごい速さでなってた。

「お母さん?」

お母さんは震えた声で

「あのね、
夕方ごろ病状が悪化したって、
おばちゃんから連絡あって急いで病院に行ったの。
でももう病院に着いた時には亡くなってた・・・
病院の先生は最後の最後まで諦めなかったけど・・・
私も皆もうダメかなって思ったから先生にもういいです。
って言って・・・
今日は帰るの遅くなるから戸締まりしっかりね」

そう言って電話切った・・・

あたしはその場で崩れ落ちて
涙が枯れてなくなるくらい泣いた。

ずっと泣いてた。

弟は
「大丈夫?」

って何度も言ってくれたけど、
あんまり耳には入らなかった。

頭の中におばぁちゃんの笑顔が浮かんだ。

もっと話したかった・・・

いろんな事教えてもらいたかった・・・

その日は眠れなかった。


そして火葬のとき、
最後におばあちゃんにお別れのあいさつをしようと思った。

おばあちゃんはその時はいつものように笑っていない・・・

でもなぜかおばあちゃんは死んだはずなのに
右手を強く握っている。

何かと思い手を広げてみた・・・


手の中には

“銀のエンゼル”

おばあちゃんは
死んでも私があげたお守りを
大切に持っていてくれていたんだ・・・

わたしは泣きながら言った




エンゼル返せ


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