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2007/01/24(水)
買ってはいけない
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その昔、 「買ってはいけない」 という書籍がA社より出版された
内容は一般に市販されている商品について、 安全性が疑問視されているものを挙げ、 消費者に警鐘を鳴らすというものだった。
書籍の出版後、 その内容の信頼性を問うとしてB社より 「『買ってはいけない』は買ってはいけない」 という書籍が出版された
2匹目のドジョウ、という声もあったが、 それなりの売上を記録した。
B社にイメージを傷つけられたA社は、 B社はメーカーの回し者であるとして 「【『買ってはいけない』は買ってはいけない」】は本当に買ってはいけない」 を出版した。
この頃になると読者は飽き、売上はさほどではなかったが、 出版社にもオピニオンリーダーとしての意地がある。
B社は4冊目 「THE 買ってはいけない 4度目の正直」 を企画したが両社の対立は法廷に持ち込まれることになり、 本のタイトルで消費者を惑わすのは良くないという裁判長の賢明な判断により、4冊目は未刊に終わった。
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