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2004/07/17(土)
免許GET
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昨日、介護の免許を頂きました。 とても沢山の勉強をさせてもらいました。 これからもっともっと沢山考えたり悩んだりしなければならないと思います。
今まで、「私はこれが良いと思う。」という事をすることが、人の為にもなるのだと思っていました。それが優しさなのだと思っていました。 でも、それはおせっかいにもなりうるのだと知りました。
例えば、お年寄りの家が散らかっていて、整理整頓をして清潔にする。これは良いことだと思うのですが、その為にお年寄りの思い出の品を片付けたり捨ててしまったりした為に、生きがいを奪ってしまったらどうしようもないことなのですね。たとえゴミのようなものであってもそれが宝物の人もいるのです。例えばインスタントラ−メンの袋とかでも・・
様々な人がいて、様々な価値観があって、様々な考え方があって・・ 私には、全てはわからないと言うことがわかりました。 だから・・・自分に出来る範囲で、自分が心地良いと思う方向に向かって少しでも進めれば、それで良いのかなあと思った。
「ガッカリしました。」 悲しい響きです。大切な人にそう言わせてしまうことは辛いです。 私は言葉が足りなかったり、使い方を間違えたりして人を傷付けていることもあると思います。「ごめんなさい。」 自分を責め続けて暗くなっていても、周りにも迷惑ですね。気持ちを少し切り替えなくてはね。
「ありがとう。」 出来ればこんな言葉が聞きたい。いいえ、言葉も何もいらないそう感じてくれたと実感出来たら幸せです。 これは誰かの為でなく私の為にです。
実習で、言葉がほとんど話せなくて体もほとんど動けなく、かなり呆けてると聞かされていた方が、何かの時に「ありがとう。」と言ってくれたんです。私にはハッキリとそう聞こえました。 涙が出ちゃいました。その後やっと動く手で私の腕をチョイチョイとつつくのです。嬉しくなってしまいました。
私も誰かに嬉し涙を流してもらえるような、そんなお年寄りになれたらいいなあ。そう考えた時に、以前思っていた「呆けて何も分からなくなって生きていくことに、意義はあるのだろうか。」という疑問に対して、『意味がある。』と思えました。 少なくとも私はあのお年寄りに励まされました。嬉しくて涙が出ました。
「意味のないことなんか一つもない。」
きっとそうなのですね。少しだけそう思えました。
さあこれからどうしようかな?いろんな事がいっぱいあって・・・考えてもわからないけど、自分で何とかしなくっちゃね。
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