アンの日記
日常の何気ない日記帳です。
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2004/09/18(土) 綺麗な人
私は今日もお疲れモ−ドのまま薬局に仕事に行った。
あまり忙しくはなかったが、今日は1人はお休みでもう1人は午前中で帰ったので、午後は私一人でした。
奥さんが、「お昼は2人でおそば屋に行こう。」と言ってくださって、ご馳走になってしまった。


その後、店番をしていたら連休の為に観光客が何名か薬を買いにやってきました。その中の一人に、30才くらいのとても明るくて綺麗な方がいました。「水薬を飲む為のカプセルありませんか?」といっていらっしゃいました。

世話になった先輩のご主人が癌になった時に、私が持って行ったプロポリスを飲む為にと 取り寄せて頂いたカプセルが、ここの薬局にはまだ残っていたのです。
(とても優しかった先輩のご主人は3年前に亡くなりました。)
私はそれを出して差し上げました。

すると「プロポリスを飲むんです。」とその女性が言いました。

カプセルにはいろんなサイズがあるのですが、「これが良いと思いますよ。」と言い、私はそのカプセルを差し出しました。
「プロポリスを飲んでらっしゃるのですか?」と、私も愛用しているのでお聞きした所

とても明るくて元気そうに見えたその方は「私は、癌なんです。放射線で大分小さくなったのだけれど、来月、急に手術をすることになったので、その前に旅行に来たんです。でもカプセルだけ忘れちゃったの。
こんなに大きいカプセルは、いつも行ってる薬局にはなかったの。よかったわ。」
とニコニコされていました。
 微笑んだその方の歯茎の色が気になりました。多分病気のせいでしょう。

私は、「お元気そうだし、きっと手術は大丈夫ですよ。」といいました。
「ありがとう。」といって清々しく出て行かれた後ろ姿が忘れられなくて・・
レジの陰に座って手を合わせていました。「どうぞあの方が幸せでいられますように。」と・・

ちょっとした言葉の暴言に対しても、人生が終わってしまうかのように失望してしまう私は、なぜあの方はあんなに明るくしてられるのかと思いました。きっと辛くて泣いた時もあったでしょうに・・・

車を運転されていた御家族の方達のお気持ちも、いかばかりかと思うと胸が詰まりました。

生きていられるだけで、それだけでも奇跡、感謝しなくっちゃ・・・なんだかこの言葉の意味をすこ−しだけ・・・感じられたような気がします。

あんなに輝いていられるあの方に、そして私とほんの少しだけでもお話をする機会をくれた事に感謝です。

いろんな事があるけど、みんな一生懸命生きてるんだなあ。と思いました。

今日、夫達はまた猪苗代です。夢中でやれることがあるからそれはそれで良いかと思います。
来週はまた爺ちゃんの検査が待っています。爺ちゃんは何にも言わないけれど、私は私の出来ることをやろう。

実家の父もいくらかブル−になっているらしい。
定期的に検査を受けなければならないが、行きたくなくなっているらしい。入院中一緒の病室だった方が再発したらしい。
明日電話をかけてみよう。

みんな幸せになれたらいいなあ。幸せは本当はどんな時もどんな所にも転がっているはずなのなら・・見つけたいな。そして自分の物にしたい。

そんなふうに思えた一日でした。


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