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2005/10/11(火)
飛蚊症
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自分はどうやら先天的な飛蚊症であるらしかった。 顕微鏡を覗いたときに、焦点が合わなくてぼやけてしまう物体が、常に視界にある感覚。 物心ついたときから、暇なときはよくこの物体を目で追いかけていた。眼球が動けばそいつも動くんですがね。ちなみに、目を瞑っていても、目を凝らせば見つかるのだ。 そんなわけで、この状態が普通で、誰にでもあることだと思っていた。 最近小説で、ちょこっと飛蚊症のことが入っていたのをたまたま読んで、どうやらこれは全ての人類の宿命というわけではないようだということを知った。
ところが、今日は煙草を吸ったあとに何気なくうずくまって目を瞑ったら、立体感のない闇が降りてきた。 あれ?と思って目を開けたが、視界がクリアだ。 とうとう脳みそがヤツの存在を無視することにしたのだろうか。 気分は悪くない。
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