気ままの記
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2006/12/10(日) 突然の…
今日は俳句の日、ぎりぎりまで推敲している内に遅れそうになり、大急ぎで教室へ駆け込んだ。

いつもは席に着いている筈の先生の姿が見えない、そして開始時間が来ても連絡もない。
こんなことは初めてなので暫く待ってから代表者がお宅へ電話した、でも空しく呼び出し音が鳴るばかり…

訳ありで先生は一人暮らしをしていて、一見お元気そうだが心臓にペースメーカーを入れている。
皆の顔に不安がよぎる。
先生宅は教室から車で20分余り掛かるので、近所に住む俳句友達に連絡、様子を見に行ってもらった。
はからずも不安は的中、直ちに救急車で病院へ運び込まれたとのことだった。

何はともあれ入院したなら大丈夫、来月は元気なられると話し合い、私たちだけで今まで通りに句会方式で終えた。

ところが夜7時過ぎ突然の訃報がもたらされた。

言うべき言葉も見つからないほどの衝撃、信じられない。
先月はあんなにお元気で、いつもながらジョークに富んだ毒舌が冴え渡ったのに…

教室は終始笑いが絶えなく和気藹々、進歩はなくても俳句作りの楽しさを教えられ、一ヶ月に一度の教室をこよなく楽しみにしていたのに…

先生は市内外数ヶ所の句会で指導していたが、初心者を指導したのは私たちの教室が初めてとのことで、
成長が楽しみだと言ってくれた。
それなのに僅か2年半で唐突にお別れだなんてあまりに悲しすぎる。

思いがけない出来事に命の儚さをつくずく思い知りました、ご冥福を心よりお祈りします。

毒舌を楽しみに作った句だが、もうそれは叶わなくなってしまった5句…
これが最後となった先生からの兼題は 時雨 実南天 それと雑詠

  鳥の声にわかに高く時雨あと
  何事もなかったように実南天
  重きことさらりと告げし冬隣
  疾走の漁船に群れし冬かもめ
  枯れ蔦に塀はぐるりと捕らえられ


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