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2006/03/16(木)
意地
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「意地ツアー」と題しておばさん目線のミニエッセーが載っていた。
それによると、Aさんは一人で日帰りバスツアーに参加した、隣の席の女性も同じく一人だったので行動を共にしたが、彼女は美術館などには無関心らしく「出口で待ってるね」と先に出てしまう。
「興味がなかったの」とAさんが聞いたところ「バスツアーに「行った」ということが重要で行く先は何処でもいいの」
そして「夫を介護中で自由はないが、家にいるのが好きだからそれは辛くない、でも近所の人たちが何処へも行けなくて可哀想だと同情する、それが嫌なの」と言う。
家にいるのが好きだからと正直に言えば、それを負け惜しみと取る人もいるから、彼女なりの意地を見せたのだろう、でもなんだか切ない話だ。
人生も人も色々でそれぞれに複雑…喜びや悲しみ悩みは他人に計り知れないものがあるよね。
☆王子が岳から見える遊園地。
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