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2006/09/04(月)
歳月
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炊飯器には、早炊き、炊き込み、お粥、おこわなどのメニューがあり、おこげ機能もある。
今日も今日とて普通に炊飯スイッチを入れたつもりが、炊き上がったら香ばしい匂い… どうやら間違って2度押ししたのか?おこげが出来たらしい。
これ幸いとオニギリを作ったところ、懐かしい味に遠い昔が走馬灯のように蘇った。
薪をくべるカマド(おくどさん)に、大きなお釜(はがま)を掛けて、ぐつぐつ泡を吹き出しながら、赤子泣くとも蓋取るな…と、炊いたご飯には必ずおこげが出来ていた。
しばらく蒸してお櫃に移した後、お釜の底にへばりついたおこげで、母が作ってくれたオニギリ… カリカリと香ばしくて美味しかったな〜!
大家族だったからお釜はとてつもなく大きかった(子供には尚更大きく見えたのね)
うどんを茹でたり、さつま芋を蒸かしたり、蓋の上に重石をして川蟹を茹でたり、打ち込み汁を炊いたりと、大活躍したお釜もいつしか電気釜に取って代られ、姿を消してしまった。
そういえば、あの頃お風呂は五右衛門風呂だったなぁ、懐かしくも今は昔となってしまった。
流れ去った歳月に思いを馳せ、今更に自分の年を数えなおしたのでありました。
☆ツリガネニンジン
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