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2004/08/27(金)
オリンピックと芸術
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朝日新聞の夕刊に、「音楽のオリンピック競技」という、作曲家吉松隆氏のエッセイがありました。それを読んで、私は初めて『古代オリンピックではスポーツ競技だけでなく、詩の朗読や音楽、演説などが「芸術競技」として競われていた』ということを知りました(^_^;)。 どうして芸術が競われていたかというと、「芸術もスポーツも神を表現することから生まれ、オリンポスの祭典は古代ギリシャの神々を讃えるお祭りだったから」なんだそうです。 近代オリンピックになって「芸術競技」は姿を消しましたが、その理由は「芸術は点数を付けられるものではない」というものだったようです。 「スポーツ」と「芸術」という、全く相反するイメージを持つ2つが「ギリシャの神の前では同じような存在だった」のです。そのことが、「音楽を生業」としながら「子供の頃から大の運動音痴」の私には、不思議に思えて仕方がありませんでした。
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