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2004/09/11(土)
拍手鳴り止まず
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昨日深夜に放送されたBS2「クラシックロイヤルシート」を、ジークフリート氏と共にDVD録画で見ました。スクロヴァチェフスキ指揮ザールブリュッケン放送交響楽団のブルックナー8番です。 スクロヴァチェフスキは、子供の頃から「ピアノの神童」と呼ばれながら第二次世界大戦で右手を傷め、指揮者に転向したそうです。今年81歳、現代における「世界最高のブルックナー指揮者」なのだとか。 昨夜(2003年11月の録画)の演奏は、数ある改訂版を用いず、自らの解釈による版で行なわれました。テンポ設定や内声の扱い、弦の歌わせ方などなど、ただ今ブル8研究中(!)の私には勉強になることばかりでした(^^♪。 素晴らしい演奏に鳴り止まぬ拍手。楽団員が去った後も、帰ろうとせず客席の前方に集まっていつまでも拍手を送り続ける聴衆、そしてそれに応えるスクロヴァチェフスキ氏の姿。 その感動的な光景を見て、今は亡き日本の誇るブルックナー指揮者・朝比奈隆氏の姿を思い浮かべたのは、私たちだけではなかったのではないかしら?
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