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2005/10/14(金)
大フーガ
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夕刊に「ベートーヴェン(1770〜1827)晩年の弦楽四重奏曲『大フーガ』のピアノ連弾版自筆楽譜が発見された」と大きく取り上げられていました。 「『大フーガ』のCDってうちにある?」と聞くと、「もちろん!」と答えるジークフリート氏。ならば今すぐ聴いてみよう、ということになり・・・何枚かあるうちの、ジークフリート氏オススメの2枚を聴き比べました。 フーガのテーマは極めて斬新だし、和声もリズムも実にモダン。鬼気迫るというか、狂気すら感じる作品&演奏でした。初めてこの曲を聴いた私には衝撃的な音楽でした。 ベートーヴェンの晩年の5つの弦楽四重奏曲は、全て「第九」以降に書かれました。作曲当時完全に聴力を失っていたベートーヴェンの苦しみはいかばかりだったでしょう。それを思いつつ聴いていると、胸が痛くなります(T_T)。 ところで今回アメリカで発見されたのは、この曲をピアノ連弾用に書き改めたものです。「苦悩の推敲の跡が残る」というベートーヴェン自筆譜の写真を見て、ちょっと弾いてみたくなりました(^^♪
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