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2004/04/29(木)
挨拶と礼儀と、瓦でのコンセプト
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『おーい〇〇〇、今日何か予定あるかぁ〜 無ければ鳶一人休んだから手元してあげてくれ〜』の親父の朝一番の依頼事。そう今日は、みどりの日。
今日の鳶とは瓦屋職人=鳶職を言う。一人が休んだらしく、新築中の屋根を今日の晴れの空の下で仕上げるのが目的だった。特別重要な予定も組んでいなかった為、今日は鳶職で屋根上で汗流したが、依頼してる瓦屋の若い鳶職達は見た目は怖い印象があるが、ここの社長の教育なのか、挨拶と礼儀がきちんとして、しかも無言でテキパキと仕事を熟す。
挨拶や礼儀がきちんとしてると相手の人間性評価が一気に上がる。好印象は私だけではなく、この瓦屋を知る方は皆、口を揃えて同じ印象を言う。それほど素晴らしいと感心してしまう。
挨拶や礼儀がやはり自分から自然に出る人間はイイっすよ☆
まだまだ小さいので考えたくはないが、娘の彼氏がこの先できたとしたら、やはり初めて会ったら、挨拶と礼儀を親として人間として見る(評価する)だろう。
瓦をふいていたら家らしくなったマイホームを下からこの新築ホームに住む家族が見上げている。
何度か屋根上に登り手伝いはした事はありますが、今日初めて思ったのが、見上げる家族の瞳は全員、優しく輝いている瞳だった事。とても嬉しい顔だ。
私は瓦屋親方に相談を持ち掛けた。瓦一枚で、私成りのビジネス・コンセプトを伝えてみたかったからだ。
『安全に細心の注意を払って手元に居ますから、家族の代表が屋根に登って頂いて、最後の瓦一枚を乗せて頂いたら喜び倍増になる様な気がするんたが、ダメですかねぇ?』と。
親方は私に言った。『そんな事を考えた事はないなぁ〜。でも聞いてみようか!』と。結局、将来一番永〜く住む若い夫婦と二人が屋根に登りたいと志願して来た。私はクルマに常備しているカメラと、202万画素のケータイカメラを持ち、若夫婦二人を撮り、新築祝い時に渡してあげ様と企画した。きっと喜んで頂けると考えたからだ。
若い奥さんは屋根に登るなり叫んだ。『凄ーい!高ーい!えーッ、いつもこんな高い所で仕事されてるんでしすよね!ご苦労様です。えーッ!でも感動したぁ〜♪』と。
若い旦那さんの初めて分かった事が、高い所は苦手と言う事。笑えるが奥さんの手を握ってた。
最後の瓦一枚は若夫婦で乗せて頂いたが、乗せた瞬間に下から家族からの拍手が鳴った。つられて私達瓦屋全員も拍手した。
かなり盛り上がった企画に私成りに成功したと言う満足感があった。
下からうちの親父も嬉しそうに拍手してたよ。私が降りるなり、『危ないバカな事を考えたらあかんぞ!』と言いながら、家族の笑顔に満足してた感じ。
せっかく登ったのだから若夫婦二人で、屋根頂点から沈む夕日を座って眺めて頂いた。 何だか二人が夕日を見て会話してる姿を見て、本当に幸せそうに見えた・・・うちもやろうかなぁ〜って!?
この企画で思い出、作れたかも☆
瓦屋の鳶職は最後はやはり礼儀正しくこの家に住む家族に挨拶して、職場を離れて言った。
帰り際に私にこんな挨拶もして言った。『今日一日手元して頂き助かりました。ありがとうごさいました。瓦屋で働いてこんな喜んでもらう職業とは知らなかったので、今日は嬉しかったです』と。
鳶職の一日は無断な手伝いじゃなかったなッ!
どんな場面でも自分はビジネスが溢れてると感じるし、そんな目で見ると楽しめると考える方なんです自分。
また、挨拶と礼儀がきちんとしてると世間も渡れると思う。
何かヒントが沢山落ちてる気がしたなッ☆人生の道って!!
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